First Impression



「転校生を紹介します・・・手塚サン、入って」





2学期の初めという結構中途半端な時期だった―――1年2組は新しいクラスメートに物珍しげな目線を向けた。
だが、朝練の疲れもあって越前リョーマは机に頭を預けてまさに寝ようとしていた。

「はじめまして。手塚といいます。よろしくお願いします」

透き通るような気持ちの良い声が教室に響いた。
きちんと顔を上げて凛とした姿勢でそう告げる転校生―――手塚と名乗った少女―――はすごく綺麗で、一部の男子が騒ぎ始める。



「はいはい、静かに。席は・・・じゃー後ろのあの空いてる席でいいのかしら?」
「はい、かまいません」
「隣は越前くんね。手塚さんだったらいいかもしれないわ。彼、テニス部なのよ。・・・越前くん、いろいろ教えてあげてね」

突然自分の名前を呼ばれたが、さして動揺することもなく、リョーマは顔を上げた。
すると横からよろしく、と声を掛けられる。



知らない、顔。

「・・・あんた、だれ?」
は少し拍子抜けした顔をして、それからクスっと笑い続けた。


「いまさっき自己紹介したばっかなんだけど・・・転校生の手塚だよ」
「あそ・・・転校生」
道理で知らない訳だ。・・・リョーマの場合、他クラスメートもおぼろげにしか分からないが。
「そうだよ、青学テニス部の1年ルーキー越前リョーマくん」

「なんで俺の名前・・・」
まだ名前言ってなかったよな・・・・?
先生も"越前"しか言ってないし。

「だって中学テニス界では有名だし。期待の青学ルーキーって・・・ね。それに私、あなたの部の部長の従妹なの」
「は・・・?部長、の?」
そういえば・・・苗字が部長と同じ手塚だった。
「うん。あ、そだ。マネージャーもやろうと思ってるの。だから越前くんとは仲良くしておきたいな」

にっこり。

はそう、臆することなくリョーマに向かって微笑んだ。


ドキン。


その顔を見たときに。

ココロが高鳴った。
・・・リョーマは気のせいだ、と思いもう一度横から部長の妹だという転校生を見た。

「ふーん・・・ ・・・、ね」



リョーマはもう1度を見て楽しそうに笑った。




written by koo hiduki .....






初ドリだったのに・・・書き直してしまった><
いやそれでももとのをそのままに書きなおしただけじゃやっぱり変・・・。
もういいや・・・(をい)



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