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Forbidden Lovers 気付けばいつだって側にいてくれた。 側にいるのが当たり前過ぎる程に。 気付いてしまっても、 それでも側にいたかった――― 「・・・」 ちまたでは魔王と噂される不二周助@青学3年、テニス部レギュラー。これ以上ないくらいの甘い声で囁く。 不二がこんな声で話しかける相手は一人しかいない。彼の双子の妹である不二だ。 「ん・・・」 肩を揺すられてが軽く身じろぎをする。ものの、起きない。は某1年レギュラーくんと争うほど寝起きが悪いのだ。 それを長年起こしてきたのも、優秀なこの兄(ただ下心があるだけじゃん)の周助である。 「朝だよ・・・起きて」 さらに強く揺すってみてもまったく起きない。 まぁこれも毎度のことというヤツで、周助くんは毎回あの手この手でこのダメな妹を起こしているのですねえ。 「ん〜〜・・・」 「相変わらず寝起きが悪いね・・・寝顔もカワイイんだけど」 おや、本性が出ましたよ。妹に向かってカワイイだなんて言っていーんでしょうか。 「・・・」 「でも起きて貰わなきゃね・・・」 「○×△★!?きゃぁぁぁぁぁぁっっっ」 「オハヨ、」 「・・・オハヨ、じゃないっ!な、な、なんで・・・っ、もっとマトモに起こしなさいよ・・・っ!」 さんだいぶ慌ててます。 「どうでもいいから早く着替えちゃいなね、遅刻しちゃうよ」(にっこり) さん口がぱっくり開いてます。閉じて、閉じて。 「な、だ、・・・」 「何?着替えさせて欲しいの?しょうがないなぁ・・・は甘えん坊さんなんだから」 周助の指がの寝巻きへと伸びてくる。 すんでのところで我に返りはその手をひっつかんだ。 「やめんかっ、このボケぇーーーっ」 そうして不二家の朝はの絶叫から始まった。 「あら。おはよう。周助、」 「おはよう、ねえさん」 「・・・オハヨ、おねーちゃん」 2人の姉にあたる由美子が朝食用の皿を並べながら仲良く(?)降りてきた2人に声をかける。 「あらあら。今日はどうやってを起こしたわけ?」 のこの上ないくらいの不機嫌な顔に姉は笑いながら話しかける。 「企業秘密だよ、ねえさん」 「どうにかしてよ・・・私だってもう15なのよ!?」 「まぁまぁ仲良しさんねv」 「やめてよっ、おねーちゃん!!」 は不二家の次女で、周助と双子の妹。 何でも出来る兄と違ってどこか抜けているところもある。 だけど兄と比較されることもないよう常に努力している。 そうしてズル賢く(要領良くともいう)生きることを学びそれなりの出来る子になった。 でも周りには勝てても永遠にこの兄には勝てそうにないのが現状である。 「?早くゴハン食べて学校行かないと遅刻よ?」 「あ、はぁい!」 「早くしないと、置いていくよ」 「あ、しゅーちゃん酷い!」 は口を尖らせて文句を言った。 けど顔は思いっきり笑っていた。 部活中、菊丸とは隅っこでだべっていた。 はテニス部のマネージャーをやっているのだ。 「ちゃんって不二と双子とは思えないほど明るいいいこだよにゃー」 こんな命知らずなことを言っているのは当の「不二」と同じクラスの菊丸英二である。 しゅーちゃんは地獄耳だから後が怖いなぁ・・・と思いつつもは苦笑を返した。 「菊ちゃんも、すごくいいひとだよねっ」 ニコ。と菊丸に笑いかけた。 「そんなことないにゃ。だってさー聞いてにゃ!!」 と菊丸の文句(?)が始まった。 はニコニコして聞いている。菊丸が自分を兄と比べていいこと言い始める時は決まって周助に何かされた後だった。 「不二ってば、不二ってば、数学の時間ににゃー・・・」 「うんうん」 「それだけじゃないんだにゃ!お昼休みにも・・・」 「うんうん・・・」 周助に何かされて、にゃーにゃーいっぱい泣いてる猫(菊丸)をなだめるのはいつもの役目だった。 「」 後ろから声がかかった。 「手塚くん」 は部長である手塚と同じクラスだ。3年間同じクラスだったのでとても仲が良い。 3年になってからは部長とマネージャーという立場上ますます一緒にいることが多くなった。 「来週の練習試合の時のことなんだが・・・」 とは手塚の方へ行ってしまったので話しは一時中断された。 毎日平和。 毎日平和。 優しいおにーちゃんとおねーちゃん、仲間に囲まれて。 毎日楽しい。 「どうして・・・」 どこで間違ったのだろう。 けれど後悔はしていない。 それでも好きだから。 written by koo hiduki ..... 中途半端といいつつ、進んでない放置してる話。 多分まだ続くんでしょう…(死) |