愛情表現



「わかってんの、アイツ!!!」

だん。

机を思いっきり叫びながら叩く、というよりぶっ叩いた少女―――青学男子テニス部のマネージャー・
いちよう自称じゃなくて正真証明、男子テニス部部長・手塚国光の彼女というやつである。


ブチ切れてるのはこの辺の「いちよう」というあたりに訳がある。


付き合っているハズなのに「好き」の素振りも見せない部長サンにサンはご立腹なのである。






「男ならたまには態度で示せーーーーーー!!!」


これ、論である。



こうなったら、

こうなったら、



「浮気してやるーーーーーー!!!!!」


・・・だからどうしてそういう結論になるんですか。サン。






















「ハーイ、みんなお疲れーーーっ!お待たせ☆ドリンクだよーん」

部活終了直後、は大量のタオルをベンチに置き、肩にかけてあったクーラーボックスを下ろした。
わっと1,2年生がその周りに集まる。
なるべく渡せる分はも渡すように心掛けるがなにせ人数の多いテニス部。全員に手渡しは不可能である。

んが、しかし。練習量が半端ないレギュラー陣コートの片隅で乾の正確なアドバイスを受けながらぐったりしているレギュラーのもとへは急いだ。


「ほれっ、お疲れっ」

まずは生意気な1年生レギュラーくんのほっぺに冷たい清涼飲料水をくっつけてやる。

「うわっ・・・あ、先輩」
「ほいほい」
「・・・・・・ファンタ飲みたい」
「ダーメ♪それで我慢なさい。牛乳じゃないだけいいと思いなさいよー」
先輩が口移しで飲ましてくれるんだったら飲め―――・・・・・いでっ」

「おいおい、越前。抜け駆けはいけねーな、いけねーよ」

ぶっとした顔をして桃を睨むリョーマ。それがすごくかわいい。(失礼)

「桃ちゃん、海堂くん、お疲れ〜♪」




〜〜〜〜〜〜♪」
だきっ。
菊丸がの後ろから抱きつく。
「あ〜菊ちゃん、ありがたいんだけど、重い&暑い・・・んだけど」
「そうだよ、英二。離れないと、手塚にまた走らされるよ」


『手塚』


ぴく。
サン過剰に反応です。

「いいの、いいの。菊ちゃん、このまんまでいいよ」
「へ・・・・?」
いままで嫌だと言っていたのに。そう言われる方が返って怖い。
そんなわけでいつになくあっさり離れる菊ちゃん。

「えー・・・いいのにぃ・・・・・・」

しかしいつもひっぺはがすのに苦労していただったが思わぬところで収穫ありである。



1人1人にドリンクを渡し、最後に乾くんに渡しにいった。

「はい、乾くん。今日もコーチごくろーさま。」
「ああ、。ありがとう」




「おい・・・・・・」
「なんですか、手塚部長?」
「・・・・・・
「ドリンク?あー部長の分はないですねえ。おっかしいなぁ」
注*もちろんわざとである。

手塚は溜息をついての方へ歩み寄った。

「えっ・・・ちょっ・・・何・・・・・・・」

の首に下げてあるペットボトルとタオルを取ってそれを気にもせず飲む。


「なっ・・・・・・・!」


はイキナリの至近距離とその行動に顔を真っ赤にした。

「な、な、・・・なんっ、それ、あたしのっ・・・」






「バカーーーーーーーーーー!!!」



何がバカなのか;よくわからない叫びと共にはその場を走り去った・・・。










「なんっなんなのよーーーっ、もーーーーっ」

文句を言いながらもてきぱきと洗物をこなしていく
その文句も部長・手塚のことでいっぱいである。



「アホーーーっ!!!」




「・・・・・アホはあたしか・・・」



はすこし淋しそうにそう呟いた・・・。







は部室の日誌に向かっていた。今日の仕事はこれで終わりである。
いま部室にいるのはレギュラーである不二、菊丸、乾、桃城、越前・・・そして手塚の6名+

○月×日。天気晴れ・・・。


綺麗な字で記入項目を埋めていく。


〜♪そろそろ終わる?」
「うん、あとちょっと」
「みんなでマックにいくにゃ♪」
「あ、いーねー行く行く!・・・誰も一緒に帰るひともいないし!」


これだけ言ってんだからなんか反応見せなさいよ、ボケっ。(酷い言いようである)






「・・・・・・

「なによっ、あたしは菊ちゃんたちと帰るんだからっ」

「・・・菊丸、悪いが先に帰っててくれないか?」

「うん、わかったっ。じゃ、手塚、また明日ね!!」



バタバタ・・・。急いで先を急ぐ。これから修羅場になること間違いなしだし(笑)





しーーーーん。



誰もいなくなった部室で。は隅っこにいて。手塚は真中の机の椅子に座っていた。


「・・・・

「・・・何よ」

「いいからこっちにこい」

「・・・嫌だもんっ」



「・・・








久々に聞いた気がした・・・。手塚は滅多に名前で呼んだりしないから・・・。
それを聞いたらは急に涙が溢れてきた。





「ふぇ・・・・」

「お、おいっ・・・」

慌てて席を立ち手塚はの前まで来た。




手塚は黙ってを抱き締めた。





「ねえ、あたしのこと好き?」
「ああ」
「ホントに?」

「ああ、オマエが好きだ」


「好きならいいの」



は。きゅぅっと手塚に抱きついた。

それから2人は仲良く手を繋いで帰りました。












+++その頃。(おまけ)
「ああいうのをバカップルってゆーんだよね」
不二サン、それは結局なんだかんだで仲良しだからということでしょうか。
「そうなるのかなぁ・・・もあんな堅物のドコがいいんだろうね、ボクにしたらいいのに」
不二サマはいろんな意味で危険かと・・・(でも大好きv)
「何か言った?つかオマエに好かれなくても結構だよv」(にっこり)
「ともかく、も機嫌が直ってよかったにゃ」
菊ちゃ〜〜ん。そうですよね、そうですよね。
「・・・・・・まだまだだね」
にゃっ買潟ーマくん・・・!?




written by koo hiduki .....






エセやなぁ・・・初部長ドリーム。最近好きなの、れすっ><
あのカッコよさっつーか渋さっつーか中々出せませんねえ・・・(遠い目)



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