If you are in a side...



青春学園中等部3年、
他に肩書きがあるとすれば、3年6組委員長、もしくは青学男子テニス部マネージャー。

そして、・・・そのテニス部部長の彼女。




これまでの人生、とりあえずうまく行っていた。
というのも誰かと一緒に生きていくとか考えたことなかったし、してなかったから。


人を愛するということを初めて知って。
それはこれ以上ない程に幸せだった。


しかしその「一緒に歩む大切なひと」に。

一番してはならないことをしてしまった―――

















「一体何なんだ・・・」
「さ、さぁ・・・・・・」

この台詞は男子テニス部員の言葉である。
同じ男の自分たちでも憧れるその圧倒的な強さを持ち、とても信頼と尊敬をしていた部長が。
どうやらいつもの部長と様子が違う。

例えば。

「あ、手塚、今後のレギュラー陣の練習メニューのことなんだが・・・」

と、かの有名なデータマンこと乾が話しかけると。






「・・・・・・・・なんだ。」




ゴゴゴ・・・と重い石がから降ってくるような音がしたようなしなかったような。
どこかの大魔王のごとく黒いオーラを振りまきながら、乾に一睨みしながら低い声で応じた。



「な、なんでもない・・・・・・」



その余りの荒みように乾は思わず怯んでしまった。

仕事であったのに(泣)また日を改めよう・・・。








「というか、何であんなに荒れているんだ?」

「乾先輩でもわかんないっスか?」
近くにいた桃城が口を挟む。

「さぁ・・・?」


「案外が原因なんじゃないっスか?」


ずばっ。
青学のニューフェイスで一番年下の1年生のクセに一番生意気なルーキーくんこと越前リョーマが突っ込む。
しかも、しっかり後ろでそそくさとマネージャー業をこなしているに聞こえるように。
そんなところがやっぱり生意気だ。


「うぅ・・・・・・みなさん、ごめんなさい・・・・・・・」


は正直に皆に謝罪の言葉を述べた。

「やっぱりね・・・で、今度は何したの?」

「リョーマくん・・・アンタは生意気」

「うるさいよ、そんなこと言える立場なの?」

「違います・・・・・・」

リョーマとは従姉妹同士であったため幼い頃から仲がよかった。
がテニス部のマネージャーを始めたのもリョーマがテニスをやっていたから。




「実は・・・・・・」


はゆっくりと理由を話し始めた。



「手塚くんの誕生日、昨日だったでしょ?」

「ああ、データによればそうだな・・・それがどうかしたのか?」

「私ね・・・・・・」



はすごく言いにくそうに重い口を開いた。

「手塚の誕生日のことすっかり忘れてたの・・・・・・・・・・」










しーーーーーーーーーーーん










「そりゃ・・・手塚でも怒るよにゃ・・・・・・」

もまだまだだね・・・・・・」





口々にいつの間に回りにいたのか、レギュラー陣より罵倒の台詞を受ける。
(そんな彼らもを溺愛していたりするのだが)




「だ、だってだって!!誕生日のこと知らなかったんだもん・・・・・・」


ちーーーーーーーん


遠くでお仏壇の鐘の音がする。


どこに彼氏の誕生日を知らない彼女がいる。
いやどっかにはいるだろうが・・・。
っつーか手塚は有名人。タダの学生でも誕生日くらい知っている。
しかも昨日はあんなに手塚の周りが騒がしかったではないか!

「・・・・・〜〜〜〜っだって昨日はその騒ぎのせーで手塚とあんまり話せなくて・・・家事やらなくちゃだったから先に帰っちゃったんだもん・・・」

もう半泣き状態では言う。
上目遣いに皆を交互に見ながら、


「ねえ〜〜〜〜〜ど〜〜〜〜したらいい〜〜〜〜〜〜〜!??」


と言った。














「ねえ・・・手塚・・・」

「・・・・・・(怒)」

「な、何でもない・・・・・・」





やっぱり怒ってる・・・・・・




「ねえ〜〜〜乾ぃ・・・。そのデータを見込んで私によい知恵を授けてよ〜〜〜〜」

「別に構わんが・・・それなりの報酬を見込んでいいのか?」

、僕がいい知恵授けてあげるよvもちろんタダとは言わないけどね・・・」

・・・少しでも脳味噌あるんだったらその2人に頼むのはやめておきなよ・・・何されるかわかんないよ?」

「越前くん・・・余計なことは言わないようにね(にっこり)・・・、手塚と仲直りしたいんでしょう?」

「したいけど・・・・・・」






こうして(どうしてだよ)、の手塚国光ご機嫌取り大作戦が始まった。


第1ラウンド。モノでつれ!!(笑)



「国光っ!お疲れ様っっ!!」

そういってが差し出したのはどっからこの短時間に手に入れたのか"うな茶"。

果たして乾が裏ルートで手に入れたのか不二がその魔王と呼ばれるまでに至る程のルートを使ったのか、とにかく手に入れたのである。




すっとの白い手から受け取って飲んだものの・・・・・・・完全無視!!!




第2ラウンド。色仕掛け(をい)


「くーにーみーつーーー。愛してるv」




思いきり抱きついて言ってみる。






返ってきた言葉は。


「・・・・・・部活中だ、離れろ・・・」




第3ラウンド。魔王不二登場(爆)


「ねえ・・・手塚。いい加減のこと許してあげなよ」

「オマエには関係ない・・・」

「関係あるよ・・・君達がずっとこの状態なら、僕がを貰っちゃうよ?」





ギロ・・・っ




失せろ。

と目線であの魔王サマに言ってマス!!大丈夫ですか、手塚サン!!








その他。(作者のネタが尽きた/笑)

あの手この手で気を引いてみるものの。

はっきしいって完全無視。





しまいにの頬につぅーと涙が伝った。




「ご・・・ひっく・・・・ごめんなさい・・・っ、ごめんなさい・・・・・」



必至に息を整えながら言葉を紡ぐ。



「何でもするからぁ・・・・だから許して・・・っ」





少し驚いたような表情をして、それから手塚はきつくを見やった。

「手塚・・・あとことはやっておくから・・・お前はさんを・・・な、そろそろ優しくしてやったらどうだ?」

さすが青学の母、ことさわやか・大石副部長!頼れます!!(?)








複雑な表情をした手塚は大石に目線で任せた、と言っての方へ歩みよった。

・・・・・・」

「も、いいよー。私が嫌いになったんだったら、はっきりそういってくれて・・・・・・・・・っ!?」

気付いたらは手塚の腕の中にいた。






「すまん・・・」

「え?」

「俺も・・・こんなことくらいで意地を張り過ぎた・・・」

「ううん・・・あたしの方こそゴメンなさい・・・」






「ねえ・・・遅れちゃったけど、誕生日おめでと・・・・・・」


「ああ、ありがとう・・・」






















さぁ、これで2人仲良く・・・・・・・・






「あ!!!!!」


静かな間をの高い大声が破った。




「あ、アタシ、プレゼント買ってない・・・・・・・・・」

さぁぁぁぁぁ。。。。(顔面蒼白)



「あたしの愛をプレゼントv・・・・な〜んちゃって・・・?」






「ご、ごめん〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」


は叫び捨ててその場を去った。








「お前がいれば、プレゼントなんてものはいらないんだがな・・・」


そう、呟いたけれど、には届かなかった。





何はともあれ。




手塚部長、お誕生日おめでとうございますデシタ。




written by koo hiduki .....






今更書くか、フツー。(笑)
拗ねる部長(怒る?)ってのを書いてみたかったのさぁ。(開き直り)



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