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勝利の女神 コンソレーション―――いわゆる5位決定戦。 関東大会は予想を上回る怒涛の結果に終わった。 優勝は青春学園―――最有力候補校であった氷帝学園が、敗れたのだった。 見事コンソレでは勝ち残り関東には行けるものの、誰もが予想していなかった結果であろう。 『5位―――氷帝学園中!!!』 アナウンスが流れた時会場は一斉に声を上げた。 少女はその声に圧倒されながらも、ただ1人の存在を見つめる。 「当然だろ、なぁ樺地!」 「ウス・・・」 「何が"当然だろ"、よ・・・!」 少女はクスっと笑い、結果表彰が終わりコートから出てくる跡部の元へ急いだ。 「景吾!」 全国レベルの実力を持ちつつも、不動峰の策略に惜しくも破れた氷帝学園中。 氷帝の顔とも言える、レギュラーを率いる跡部景吾。 その不敵な態度は―――けれども実力も確かにあるので威厳あるものだった。 跡部に、結果表彰が行われたコートのすぐ近くで向き合っている一人の少女がいた。 「5位のくせに偉そうにしちゃって!―――でも試合あっという間だったね。オメデトー」 子供を叱るように、飄々と跡部に臆することもなく話しかけていく。 「。来てたのか」 と呼ばれたその少女―――跡部も心を許せる幼馴染で今は彼女のだった。 知らず跡部の顔が笑みに変わる。 「当たり前でしょー?行くよって言ったじゃん。景吾の試合見るの久しぶりだもん。楽しかった!」 "私景吾の試合してるトコ見るの好きなんだよー"・・・とニッコリ笑顔でそう付け加える。 でもこれはの口グセのようなもので毎回言っていた。 「関東行けるんだね。頑張ってネ」 「当然だろ」 「もーすぐ当然とか言うー!」 ふと跡部が顔を変え、をぎゅっと抱き締めた。 「け、景吾・・・?」 ぎゅぅっと強く抱き締める。 いきなり近くなったその身体が少しだけ震えていたことに気付いた。 そんな跡部をはふっと優しく微笑んで抱き締める腕に手を重ねた。 「ねー。良かったネ?」 「ん・・・楽勝―――なんてな。が見ててくれたから」 「私のおかげ?」 「かもな。・・・が見てたら、俺はもっと強くなれるんだよ」 ―――が俺にとって勝利の女神だから。 「そう?景吾が頑張ったからだよ。景吾は強いんだから!」 そう―――。 そう言ってくれるお前の言葉が。 俺を、また、強くするんだ―――。 written by koo hiduki ..... 随分前から放置してあったやつ・・・ネタ古いし。 ああ・・・跡部さまなんかキャラ違う。 |