さんねんめ



先輩と、付き合い始めて3年目の正月を迎えた。
今では俺も3年生になって先輩は高校2年生だ。
高校になって、先輩は身長も伸びたし、ますますカッコよくなった。

俺、はというと―――

身長は伸びた。……現在162cm。
無理矢理部長を押しつけられたが、副部長であるカチローに業務は任せっきりだ。
部長は「一番強くないと示しがつかない」という理由からやらされただけだし。
みんな手塚部長の影響受け過ぎなんだよね。

そうして、今年の俺たち青学は東京都代表までにはなったけれども、関東大会で相変わらずの強さを誇る立海大附属に負けた。

1,2は立海、不動峰と埋まり続く3位が山吹か銀華で……(スイマセン空が思いついた順デシタ……)


俺が一年の頃の、あの頃の、面子はもうどこにもなくて。
ただ、ただ。

無敵を誇ったあの頃の青学を皆語るばかりだった。





さくさくさくさく…と段々早歩きになりながら、目的地へと向かう。

目的地の門の前では俺を見てすごく嬉しそうな不二先輩が待っていた。


「ごめん、周助。…えーと、あけましておめでとうございます」
「おめでとう。今年もよろしくね」


二人でこっそり手を繋いで神社に向かう。
今日、約束してたのは、初詣のためだった。




「もう、3回目だね」
「?」
「初詣。だから僕たちは3つ年を取った」

成長は僕たちを変えた。
身長も変わったし、学年も、環境も。

ただ、その想いだけを変えずに。


「それで?」

リョーマはあの頃よりもぐんと大人びた表情で笑った。


「俺は変わってないっスよ」


「特に、周助に関しては」


暗に、気持ちを告げ、問う。



リョーマにとって不二は初めての相手ではなかった。
けれど、運命のひとであったとは想える。
そう、思ってる。
ここまで自分に影響を与えるひともいないし、自分を愛してくれるひともいない。
自分は、このひとの愛に溺れているから。



「飽きない?」

この状況に。
何より、この相手に。


「何ソレ。周助は飽きてるわけ?」
「まさか。僕のお姫様は予測がつかないから」
「…姫とか言わないでよね」

照れたように頬を染めるその彼がとても愛しいと感じた。

何度でも、愛しいと感じよう。
だから、君を離さない。


また、来年も、二人で。




written by koo hiduki .....






あけましてー。おめでとーでございます。
新年早々、なんでこんなに短いんだ………。
書き始めはなんだか長くなる雰囲気だったのにな…。

咳が止まらなくて苦しいし。



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