telephone 







 ねぇ、電話してもいい?



 初めて持ったケータイ電話。
 別にいらないって思ってたんだけど、急に先輩の声が聞きたくなった。


 ねぇ、だから、電話してもいい?


 1つ1つボタンを押して、最後の数字、すごく緊張。


   プップルルルプルルル・・・

 でるかなぁ?出てくれるかなぁ?何話そう?


   プツッ、、、

 「もしもし。リョーマ君?」

 あ、先輩だ。どーしよう。何話そう。。

 「何?何か用?」
 「あっ、特に、別に用は何も・・・」

 用事がなきゃ電話しちゃいけなかったかな?
 迷惑、だったかな・・・?
 そう思うと、妙に悲しくなってきて・・・涙があふれてきちゃったから、
 やばいな、って思って慌てて電話を切った。
 その後もずっと涙が止まらなくて、悲しくて、不安で。
 嫌われたんじゃないかって怖くて。。

 もうやだ。もう電話はやめよう。どうしよう。。不二先輩怒ったかな?
 あーもうオレのバカ!電話なんてしなきゃよかった。
 声、は聞けたけど。聞けたけど・・・


    ピンポーン

 ・・・誰かきた?こんな時間に??

 「リョーマーお客さんよー?」

 しかもオレ!?
 やばっ。どーしよ。涙、涙拭かなきゃ!
 声だって絶対鼻声だし――――


   ――――ガチャッ

 オレが一人で慌ててたら、いきなり後ろのドアが開いた。
 びっくりして振り返る。振り帰って、また驚く。
 だってそこには不二先輩が立ってたから。
 なんかよくわかんないけど、また涙があふれてきて、
 慌てて拭ったんだけど止めど無く流れ出てくるもんだから、
 すごく恥かしくなってすぐまた後ろを向いてしまった。

 オレ、何で泣いてるんだろ・・・恥かしい。。
 どーしよう。先輩怒ってないかな?いきなしそっぽ向いちゃって、、どーしよう・・・

 焦れば焦るほど、考えれば考えるほど涙はあふれてくる。
 すぐ後ろには、先輩がいるのに・・・。


    ふわっ。


 ・・・えっ?
 後ろからいきなり先輩の腕がオレの肩に乗せられて、ふわって軽く抱きしめられた。
 驚いて振り返ろうとして先輩の顔がすぐ近くにあるのがわかる。
 ドキドキする。自分の鼓動が早くなっていくのがわかる。
 それはもう何度も先輩としてきたことなのに、いつまでたってもドキドキする自分がいて・・・ 

 「よかった。いきなり電話切るから何かあったんじゃないかって心配しちゃった。
  ほんとに良かった〜。」

 心底安心した、ってふうに先輩が言う。
 そう言われると、次はなんだか違う意味で涙があふれてきて、安心して。

 「ぇっ・・・ぇっぅ、ごめっ、・・ごめん。
  心配っさせて、ごめっ・・・」
 「ううん。ボクの方がリョーマ君を不安にさせちゃったんだよね。
  ごめんね。本当に、大好きだよ。」
 「オレも・・・っ、大・・好き。なのに、ぅっ・・・なのに、どーして不安になるのっ・・・っ?」
 「好きだから、大切だからこそ不安になるんじゃないかな?
  でも大丈夫。ボクは本当にリョーマ君のことが大好きだから。ね?」

 そういってオレの涙を拭ってくれる。
 恥かしいけど、すごく嬉しくて。

 「オレも、大好き。ホントに大好き!だから、先輩もっ・・大丈夫だよ?」
 「ん。ありがと。」

 そう言った先輩の顔は見えなかったけど、なんか笑ってくれてる気がした。
 だってオレも嬉しくて、涙はまだ乾いてないのにちょっと微笑んでしまったから。


 大好き。

 「ねぇ、キスしよっか?」
 「え?」

 先輩の腕の中、少し身体をひねって、背伸びして・・・
 ふわっと軽く、唇に触れる。

 すごくドキドキする。
 心臓が爆発してしまいそうなくらい。
 初めて自分からしかけたキス。
 先輩の唇が離れても、心臓はまだドキドキしてて。
 先輩にこの音が聞こえてしまうんじゃないかってくらいに高鳴る鼓動。
 自分でも顔が赤くなってるのがはっきりわかる。
 それを見られるのが嫌で、先輩の肩に顔をうずめる。
 先輩の腕がゆっくり腰あたりに下ろされて、強くオレを抱きしめる。

 「なんでそんな可愛いことしてくれちゃうかな〜」

 先輩はそう言った後、ぼそっとオレの耳元で何か囁く。

 「え?」

 その言葉に驚いて、俺は顔をあげる。
 瞬間、先輩の顔が近付いてきて、唇が重なる。
 舌が交わる。アツイ、アツイ濃厚なキス。

 「んっ・・・ふぅっ・・・・」

 オレなんかに比べて、やっぱり先輩はキスが上手くて、、

 「はぁ、、ふっ・・・ん・・・っっ」

 一息つけたかと思うと、またすぐキスを仕掛けられる。
 本当に息をつく暇さえもない。
 何度も何度も先輩から口付けられた。
 それはとても深く優しい口付けで、、
 やっぱりオレは、電話よりも会う方がいいみたい。
 そしたらきっと不安にもならない。ねぇ先輩?
 先輩はこう囁いてくれたもんね。




 お互い不安にならないように、いっぱいいっぱいキスしよっか?









Lost Mサマからイタダキマシタ。物々交換っつーことで・・・た、たおれそお・・・><
カワイイ!リョーマくんvv不二サマーーーカッコイイ!!うっぎゃーーー(壊れてる)
や、もうホントまぢにアリガトウございました(ぺこぺこ)。あんなへたれにこんなお返し。。
嬉し過ぎデスっ!やーもう感謝感激歓喜デス。またやろーねえvv


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