幸せがもたらしたもの ..... Happy Birthday to 英二先輩



「おチビ〜〜〜vv今日も愛してるっv」

エージ先輩はそういっていつも俺に抱きついて来る。
恋人になったあの日から―――毎日。会う度に。
それはほぼ習慣になっていて、以前先輩自身も「おチビを見ると身体が反応しちゃうんだよにゃ」とかなんとか言っていたような気がした。
・・・そんなエージ先輩の行動を俺は密に嬉しいと思っている。
抱き締められるのってすごく大切にされてるなぁって感じることが出来て嬉しいんだ。
不二先輩に聞いたら(もちろんこの時不二はきっと王子を抱き締めていたことでしょう)抱き締めるのは言葉よりも確かに大切なんだってことを相手にちゃんと伝えることが出来るって・・・思い出せば俺は抱き締められて悪い気分になったことは一度もなかった。
誰に対してもそれは言えるケド、やっぱり恋人であるエージ先輩に抱き締められるのが一番好きだ。
俺からあんまり抱き締めることってないけれど、やっぱり先輩も嫌だと思うわけないと思うから今日先輩に会ったら先輩が俺に抱きつくよりも先に先輩に俺から抱きつこう。



そう、今日は特別な日だから―――




「はぅ〜〜〜おチビに会いたい〜〜〜〜」

「ちょっとエージそれ毎日言ってるよ。いい加減飽きないの?」
俺がふにゃっと机の上でしぼんでいると同じクラスの不二が話しかけてきた。
そりゃもう。さわやかに。関係ないけど、不二はいつもさわやかだにゃ。・・・大石とは別の意味で。
「今日は特別〜〜〜。ずーっと一緒にいさせてくれてもいいじゃん〜〜〜。神さまのいぢわる〜〜〜」
「僕たちはまだ学生なんだから仕方ないでしょ・・・それよりあの廊下の女生徒どうにかしなよね」

廊下・・・

ふと廊下に目線だけやると、窓のそとには沢山の女生徒の山。
「にゃ、にゃんで・・・?」
「さぁね、こんな猫でも一応全国クラスのプレーヤーだからじゃない?」
「あはは〜・・・」
そりゃ今ここで憎まれ口を叩いている不二や部長の手塚はその上を上回るほど人気があるけれども。自分もまぁ青学テニス部のレギュラーとしてそれなりに人気はあったというわけだ。
「それよりね、かわいいテニス部の後輩がエージを尋ねていたようなんだけどね。ここじゃなんだから―――屋上で待っているように言ったんだけど?」
俺を尋ねてわざわざ3年生のクラスまで来る後輩―――そんなの1人しかいないじゃないか!
「・・・それを早く言えよ・・・っ。さんきゅっ、不二!」
教室を飛び出す。お誕生日おめでとうって教室前にいた生徒が言ってくれる。
ありがとーってニッコリ笑って応えて急いでその中を潜り抜ける。

向かう先は―――。


「僕いつからこんないいひと役になったんだろうなぁ・・・」
クスと微笑みつつも、クラスメートが消えていった先を見やる。
かわいい後輩は不二も気に入っていたので、上手く行くように願いつつ自分を毒ついた。








「リョーマ・・・っ!」

屋上への扉を開けると、フェンスの近くにリョーマの姿があった。
「エージっ」
リョーマは振りかえって英二であることを確認すると、そのまま英二の腕の中に飛び込んでいった。
あまりの勢いに英二はそのままその場に倒れ込む。
「おチビ!?大丈夫!?怪我ないっ?」
そのまま倒れ込んでいるというのにリョーマは英二を一向に離そうとはせずにむしろさらに強く抱きついた。
「エージ、大好きだよ。愛してる」
とても可愛らしい笑顔でそう言われ、英二の顔は一気に赤くなっていく。
「突然どうしたのにゃっ・・・」
「別に。エージが大好きだから。・・・お誕生日おめでとう!」

神様、この日に英二をこの世に授けてくれてありがとう。
俺と英二を出会わせてくれてありがとう。

「エージに会えて、俺、すごく幸せだよ」
リョーマがそう言うと、英二はこれ以上ないくらい幸せな顔をして言った。




「俺も幸せだにゃ〜〜〜〜〜vおチビ〜っ、愛してるっ!」


それから英二はキスをくれた―――




written by koo hiduki .....






菊ちゃん、ハッピーバースデー☆

今回もプレゼントが思いつかなかった為に何にもなしになりました(死)
だってプレゼントって絶対リョーマ君が貰う側だと思うし・・・あはv
しかし僕のSSは本当に変わり映えがないな、、><;←ネタ切れ寸前。
す、すんません・・・王子に可愛く笑顔を作って欲しかったんです(笑)



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