ハンバーガー



帰り道に菊丸英二は越前リョーマにマックのハンバーガー(お金がないのでチーズバーガーは奢れない)、平日なので65円を奢ってやった。
そのハンバーガーにかぷり、とかぶりつく越前。片手にはこれまた菊丸が奢ったマックシェイク、たまたま半額だったので120円を持っている。
越前が選んだのはバニラ味だった。菊丸はチョコ味のシェイクのみを飲んでいる。


最近の健全な中学3年生である菊丸英二くんの考えることと言えば。

同じ部活に入って来た1年生で、生意気で、だけどかわいい越前リョーマくん。
背がとってもちっちゃくて、英二は「おチビちゃん」などと呼んでいるわけである。

何にも話さずにただ一生懸命食べているリョーマもかわいい。
が、何か話さなくては・・・と英二は少し思い考えて、出た言葉は。

「おチビちゃん、おいしい?」
これだった。

「うまいっスよ・・・」
まだ食べるのに一生懸命なリョーマ。かわいい。しつこいけどかわいい。
ハンバーガーを食べ終わって、シェイクに集中しだした。
ちゅーっとストローから白いものが口に含まれていく。

その様子をじーっと。思わずじーっと見つめてしまった。
「どうかしたんスか?エージ先輩?」

ぎゃぁ。
ヒットである。

そんな小首をかしげて質問してこないでーーー
悩殺的にかわいいのである。

「なんでもないにゃ・・・」
頑張って答えを返す。
が、次にさらに菊丸はクリーンヒットをくらった。

「エージ先輩、チョコ味ちょっとください」
自分のバニラシェイクを差し出しながら交換しようとねだってくる。(いや別に王子はねだってはいないが菊丸にはそう見えるらしい。)
そういって相手は自分より2つも年上な先輩だというのに、固まっている菊丸の手からチョコ味シェイクを奪って自分のバニラ味シェイクを持たせる。
そして先程と同じように、ちゅーとチョコシェイクを楽しんでいる。

「・・・ん、甘い」
そして自分でくれと言ったくせに文句を言うのも忘れない。
「エージ先輩?いらないんスか、バニラ味?」
「え?うんにゃ、貰う」

ちゅー。

・・・。

これはもしかして・・・。
間接ちゅー!?

当の本人はさほど気にしてもいない様子だから日本人である菊丸は少々どきどきした。

「エージ先輩」
何?と顔を上げるとそこには不敵な笑みを浮かべたリョーマが見えた。
「ごちそうさまっス」


太陽がすごく眩しかった。
おチビちゃんも眩しかった。




written by koo hiduki .....






菊ちゃんが書きたい気分だったんです。それだけです。
短いとかそーゆー前にわけわからん・・・。エージくんの中でおチビちゃんがおっきくなったんだよ、、って
書きたかったらしいです、このへたれ作者わ。もーだめだぁ。



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