ずっと側に



好き。

どうしようもないくらい好き。

もう離れることなんて出来ないくらいに。


ずっとずっと側にいて欲しい―――


「おっちびちゃーん。やほーvv」

いまは昼休み。
同じクラスの何人かと机を並べてご飯食べようとしているところにリョーマの恋人である菊丸英二がやってきた。
本来なら1年の教室に3年がくるなど考えられないこと。ましてや菊丸は青学テニス部のレギュラー。
部長・不二先輩に並ぶ人気を誇る。
クラスの女子がこんなにまじかで先輩を見れることに黄色い声を上げる。

その声にむっとしながらもリョーマは英二待つ戸口へとすたすたやってきた。

「何?」
「コワ。なーんか怒ってる?あのねっお昼ご飯ね、一緒にたべよ?」
「・・・ヤダ」
「何で〜〜〜?いいじゃんっいいじゃんっっねっ??ねっ〜〜〜??」
まとわりついてくる菊丸を一掃しようにも諦めないのでついにリョーマは折れた。

「あーもうっわかったよ!」
「にゃ〜〜vvじゃぁねっ中庭にいこっ」
そう言ってリョーマの友達に借りてくねと笑いかけてお弁当を持ちリョーマの手を取り歩き出す。

「ちょっせん・・・エージっ!手っ、放してってば」
「にゃははは〜」

(もうっなんなのっ!?)

何だかよくわからないけれど離れないように握られている手をこちらからも握り返す。
英二も驚いた様子だったがまたぎゅっと握り返してくれた。

中庭には人影もなく静かだった。
英二もわかってココを選んだのだろう。

「ねえ」
「ん〜?にゃに〜?」
「どうか、したの?」
「・・・なんでそう思うの?」
「・・・別に」
「リョーマ」

いつもと違う真剣な声。
その時は少し、怖かった。

さぁっと風が吹いて。

風がリョーマを押した気がした―――




ぽすんと菊丸の胸に倒れこむ。

なんか、泣きそう・・・




いつだって側にいて欲しくて。

ただでさえ1年と3年で一緒にいられないのに。

なんで同じ年に生まれてこなかったんだろう?

同じクラスだったら一緒にいられて。

そんでそんで―――




コウコウダッテイッショニイケタノニ。




「・・・でね、っておチビ聞いてる?」
「あ・・・ゴメン」
「も〜〜っだからね、これからは毎日お昼ゴハンは一緒に食べるのだ!」
「毎日?」
「ん」
「・・・そんなんっ無理じゃんっ」

オレは握っていた英二の腕に力を込めた。

「日曜日は?」
「会えばいいじゃん?」
「夏休みは?」
「ほとんど部活もあるしー」
「・・・来年はっ・・・?」
「え・・・来年・・・」
「ホラっ無理じゃんっ」

これじゃただのダダッコだ。わかってるけど―――けどっ。

「あー、うん・・・それでかぁ」

上の方で英二がなんかいってるのが聞こえる。

「あんまり気にしなくても―――高等部校舎って言ったって隣だし」

会う気になったらいつでも会えるんだよ―――と軽く笑う。

「でも校舎違うじゃん」
「そだね」
「制服も!」
「うーん・・・」

英二は無理矢理オレの身体を立たせ自分の肩にもたせかけるようにして強く抱きしめた。

「オレはいつだって側にいるよ?それじゃダメ?」
「・・・・・・」
「ずっと想ってるから」
「・・・・・・」
「リョーマ?大好きだよ」
「・・・・・・オ・・・レ、も」

そんで唇に軽くキスされた。
それから頬、額、髪―――風と同じくらいキモチがイイ。

きーんこーん・・・

遠くで聞こえる始業ベル。

「っていまの始まりのベル!?」
ゴハン食べてないじゃん!!
「もーエージのせーだからね!」
「にゃはは〜」
このオトコときたら笑ってるだけ。でもふと真剣な顔つきでリョーマを押し倒した。

「ってえ・・・」
隙もなく振ってくるキスの嵐。

深く、深く―――

もっと深くだよ―――

「ん・・・」

「次はサボっちゃお」

イタズラ猫のような顔をしていう。




その後1−2―――こうゆう時はカチローたちが担任に上手くいっておいてやっているのだが、そんなことは露知らずいつものように席につく。

3−6の彼はとゆうと―――

「ぎゃぁぁぁぁぁ」
「・・・(微笑)」

どうやらよくないひとに借り作っちゃったみたいデス。

ご武運を、菊丸先輩。




written by koo hiduki .....






いつか終わっちゃうんですよねーテニプリもー。(いまからそんなこと考えてどうする!)
それがぼくの中で受け入れられずってカンジでこんなん書いちゃいました。考えたくない。



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