First Time ..... thanks 250 HIT for もえ様



生意気な一年生。

コレがオレの印象だった。
レギュラー陣に負けず劣らずの実力まで持っていて。
ランキング戦ではあの乾にまでギリギリとはいえ勝ってしまった。


けれど。そんな生意気な一年生は初めて会った日以来オレのココロを捕らえて離さなかった。
リョーマがトレーニングしていても、ボールを拾っても。あげくには髪をかきあげるだけでもその一挙一動が気になって仕方ない。
気付いたら目で追っていた。

それから毎日毎日見ているうちに、どうしてもオレのものにしたくなった。

ある日、あふれてくるオモイを止めることはできなくて。
部活が終わった後待ち伏せして。
この特別なオモイを告げた。


最初は困惑。
リョーマは表情に出るからすぐにわかった。
それでも彼は返してくれた。
オレはいままで生きてきた中で最高に幸せだったと思う―――




「おチビちゃん。あのね。オレ、おチビのこと好きになっちゃったんだけど」
一瞬時が止まった。
「は・・・・・・・・・?」
「だからねっ。おチビが好きなのっ!」
「はぁ・・・・・・」
気のない返事。
オレはもうダメだって思った。
「返事、すぐじゃなくていいから。考えてネ」
そういって、その日は返事を聞く勇気がなかった。

次の日。
オレはおチビの返事が恐くて部活に向かう足は重かった。

もし、振られたら。

オレはらしくもなく真剣に悩んでしまった。
1歩。また、1歩。
部室へ近づいていく。

ふと、下を向いて歩くオレの視界が何かに邪魔されて暗くなった。
「おっそーーーい!」
顔を上げるとそこには愛しい彼、リョーマがいた。
「もー何やってんスか!?部活、始まるっスよ?」
「あ・・・お、チビちゃん・・・」
オレは思わず不自然に動いてしまった。
「オレ、ずっと待ってたんですけどっ」
「へ・・・待ってたって・・・?」
「菊丸先輩を。昨日の返事なんですけど・・・」
あ、早速来てしまった。
オレは覚悟しようと目を瞑った。




ふわ。




唇に何か柔らかい感触があった。
「菊丸先輩?何で目瞑ってるんですか?」
可愛らしい顔つきでこちらを不思議そうに伺っている。
「それ、オレの返事ですから」
顔を真っ赤にしてその場を立ち去っていくリョーマ。

え?どーゆーこと??

「ちょっ・・・おチビちゃんっ!??」
思わず去っていこうとするリョーマの腕をむずっと掴んでしまった。
しかし体勢が崩れ、リョーマを押し倒しているような格好になってしまった。
「あ・・・ゴメンにゃ・・・」
オレは急いで立ち上がってリョーマを起こしてやる。
するとふらっとリョーマがオレの方に倒れこんできた。
「お、おチビちゃん!?」
「・・・オレ先輩のこと、好きだと思う。キライじゃないし」
「ええええっ?」
「ええって何スか・・・」
「だって〜・・・信じられない」
「・・・・・・うん、オレも」

そうして、また2人はキスをした。




「エージ、どうしたの?」
リョーマが急に黙ったオレの顔を覗きこんできた。
「ううん?なんでもないよーん」
告白した時のことを思い出していたのでしばしぼーっとしていたみたいだ。
オレは目の前の大事な恋人をぎゅっと抱きしめてやる。

この感触がたまらな〜い。

「も・・・キツイよ・・・」
「あっ。ごめんにゃ〜」
「・・・いいけど、別に」
「おチビちゃ〜ん、大好きだよ〜〜vv」
「そんなこと、堂々と言わないでよ。恥かしいなぁ」

おチビってば照れちゃって。

顔がスゴク真っ赤になってる。

「もうちっちゃくてカワイイなぁ」
「それ、誉めてんのっ?」
「あったか〜いvv」
「・・・もうっ」

ああ、もうずっとこうしてたい。

だってこんなに好きなんだもんね?

捕らわれちゃって、離したくなくて。

数日前に思い切って告白して、応えてもらった時は信じらんなかった。
このカワイすぎる後輩を狙ってるヤツラはあまりに多くて。
だから早くオレだけのモノにしたくて。
止まる事を知らないあふれ出るオモイを告げた。

それからさっさとリョーマは着替えて、その間ずっと無言だった。
するといきなりこっちに振りかえって。

「早くして?オレ先に帰っちゃうよ?」
「・・・え?」
「当然送ってくれるんでしょ?」

偉そうにそう、告げてくる。
そんなこと許されるのはリョーマだけで、そしてオレはそのすべてが好きで。

耳から目元、それから鼻の方に唇を寄せて。

重なる。

自分の唇と、相手のそれ。

「・・・ん」
少し離して一息つく。

「・・・やだ、止めるなよ」
「え?いいの?」
「いいに決まってんじゃん?オレってエージのモノでしょ?」
「えええっ!?」
「でもってエージはオレのモノでしょ?」

嬉しい。

リョーマの口からそんな言葉が聞けるなんて。

「おチビッ、オレいまサイッコーに幸せッvv」
「・・・・・・オレも」
「オレ、おチビが大好きだよ〜〜」
「・・・・・・オレも。好き」

好き。

たった二文字なのに、こんなに相手を幸せにできる言葉ってスゴイと思わない?

それもリョーマだから。

好きな人に思いを返して貰えるってこんな素敵なコトはない。

明日も明後日も一年後、十年後も。

いつまでも一緒にいようね―――




written by koo hiduki .....






なんか菊丸先輩回想してたりしてますが;;。
空さん、初めて人様に差し上げてしまいマシタ。
こ、こんなへたれ文差し上げてスミマセン。

リクエスト、どうもありがとうゴザイマシタ♪



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