spring dream ..... thanks 444 HIT for 天羽美憂様



春は嫌いだった。

出会いの季節、新しい人生の始まり―――よくゆうけれどボクにとっては別れの季節でしかなかった。

桜と一緒に散っていく大切な、大切な人達。

ボクの涙も枯れてもうでないと思った。

何度も何度も別れを苦しんだから。もう出会いもいらないと思った。


キミに、会うまでは。


思い出させてくれたのはキミ。

春は出会いの季節だと。

舞散る桜の中から現れた君。君がいたからボクはもう春を一人で過ごすことはないだろうと信じることが出来た―――


「コレは?」
「それは・・・・・・recilnig seats guarantee that・・・・・・んとコレはね・・・」
耳に聞こえるリョーマのアメリカ人のような流暢な英単語が心地よかった。

「少し休む?」
リョーマが不二の顔を覗きこんで少し首を傾げた。
「そうだね・・・何か飲み物でも取ってくるよ」
そういって不二は立ち上がった。

午後の昼下がり。今日は休日、日曜日だった。

『明日暇だったらボクのうちに来ない?』

土曜日の部活終了後、恋人である不二周助に越前リョーマはそう、言われた。
しかも不二は2つも年上であるのにリョーマに英語を教えて欲しいと言った。

先輩の頼みであるし断る理由もないので承諾した。
とゆうわけでリョーマは不二家に遊びに・・・もとい勉強を教えに来てるのだ。

不二に勉強を教えるなんてそれこそ驚きではあったが英語なら・・・とゆうことでこうしてやってきたのだ。

不二が飲み物を取りに行ってしまったのでリョーマは暇そうに部屋をぐるりと見まわした。

(綺麗な部屋・・・)

不二の部屋は彼らしくきちんと整理されている。
本棚に並ぶ本がまた知的に思わせたりする。

がちゃ

ドアが開いてファンタの入ったグラスとクッキーを持って不二が戻ってきた。
「おまたせ」
ニコと笑い机の中央にそれを置いて、今まで座っていたリョーマの向かい側ではなく隣に座った。
そうして軽く腰に手を回す。
リョーマはあまり気にせずにグラスを受けとって飲んでいると不二がリョーマの注意を引いた。

「リョーマくん?グラス貸して?」
「?」
受け取ったグラスをもっかい机の上に戻す。
「ボクが飲ましてあげる」
ぶっ、と噴出しそうになるのを必死にこらえていいっいい!と思いきり首を横に振った。

「エンリョしないで」
そういって口の中に少しファンタを含んでリョーマの口に流し込む。

こくん、とリョーマの喉が鳴り少し離して、こぼさないでね?と微笑んだ。

「も・・・イキナリ何すんの」
「リョーマくんにファンタを飲ませてあげようと思っただけだけど?」
だけ、って。
もう何を言っても適わないのが分かってるのか半分諦めてリョーマは不二に擦り寄った。
不二も満足そうにリョーマを抱きしめる。


今日も、明日も。キミがずっと側にいてくれるキセキ。


「あ、ねえ・・・つばめ返しってさ・・・」
リョーマが思い出した風に顔を上げる。
「どうやるの?」
真剣に考えるリョーマを不二はくすっと笑った。
こんなカンジだったよね?と少し素振りをして見せる。

「嬉しいな・・・君の興味にボクも入ってるんだね」


君の瞳にずっとボクを写し続けることが出来たなら。どんなに幸せ。


今この時だけは。大きな瞳でボクを―――ボクだけを見ている君。


なんて可愛らしいんだろう―――そんなことを考えながら不二は微笑んだ。
「でも・・・アレは教えられないよ?」
何で、っと少し頬を膨らす。
それがまたあまりに可愛らしくて。

「だって・・・わかっちゃったらツマンナイでしょ?」

アレ―――3種の返し球は君自身の力で破って欲しいから。
一秒でも長く君の瞳に写っているために。
そのほうが君も面白いと感じるだろうから。

「ちぇっ」
そっぽ向く彼を無理矢理コチラに向かせる。

「リョーマくん?」
「イイけどね・・・オレも倒しがいがあるし」
そうでしょ、と軽く額にキスを落とす。

ニコ。
リョーマだけに向ける笑顔で応じた。

そうして今度はちゃんと唇に深いキスをする。


「んぅ・・・ちょっ・・・・・・」


「も・・・今日はお勉強に来たんでしょ・・・」
「そうだっけ?」
「そうだよ・・・」
「でも家庭教師にイタズラってちょっとやってみたいな・・・」
「は!?」
誰が家庭教師なのか。これでは不二のペースに流されてしまう。

服の中に手を突っ込まれ首筋にキスされて少し身じろいだ。

「やっ・・・だってば・・・」

「・・・やだ、止めない」
珍しく自分の要求を述べてくる。
こんな時だけ卑怯だと思いながらも結局それを受け入れてしまう自分に少し呆れながらもリョーマは少し体を下にずらして不二のキスをした。


お姫様から王子様にキス。


不二は少し驚いたが、そのあとにっこりと優しく微笑んだ。

「ねえ・・・大好きだよ」
「うん、ボクも」
「ずっとずっと一緒にいようね」


君と出会えてよかったから。

また来年の春も君に側に居て欲しい―――




written by koo hiduki .....






美憂さまへ差し上げたモノなのデス。遅くなってスイマセン&ヘボ文・・・;;
リク不二リョとゆうことで1スキのCPではあるんですが・・・はにゃ〜
美憂さまに素晴らしいモノを貰ってしまっただけに申し訳がたたないデス><
春が嫌いなのはぼくですねー、だから不二サマにも嫌って貰いました(謎)

リク&キリ踏みありがとございました。



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