sweet morning―王子様の優雅な休日― ..... thanks 4002 HIT for 天羽美憂様



「ちょ・・・と、せんぱい・・・っ」

「・・・なに?」

「なにって・・・・・・」

彼―――越前リョーマは抗議を申し立てようとした相手、自分を抱きしめて離さないそのひとを見た―――否、見ようとした。

見ようとするも、顔を上げた途端、唇を塞がれたのでちゃんと直視することもできなかった。

「んっ・・・」

思わず声まで出してしまい、唇が離されると同時に相手の方に倒れてしまった。
見通していたかのように、リョーマの小さな身体はしっかりとした腕により支えられる。

「あれ、そんなに感じちゃった?」

クスクスと楽しんでいるような笑い声が漏れる。微笑みながらもその続きである行為をやめようとはしない。リョーマの髪・額・頬・・・と順々に優しいキスを落としていく。

リョーマはその行為から逃げるように相手を押しのけた。

「せ・・・んぱいっ・・・、みんな見てるんスけどっ!」

「うん、そーだね」

でもそんなことボクにはカンケーないし、と無言で告げて再びリョーマを自分の方へ引寄せる。
そして先ほどの動作―――自分への愛のあかし(以前聞いたらそう言われた)を止めようとはしない。

「やめて、クダサイよっ」

勇気を出してそう、告げる。

そしてやっとその相手を―――不二周助を直視することが出来た。
リョーマは不二を思いきりキッと睨む。

「・・・そんな顔しちゃカワイイカオが台無しだよ?」(微笑)

ニッコリと微笑まれ、優しい手がリョーマの顔をなでる。
その手をリョーマは思いきり振り払った。

「ふーん・・・」
不二は振り払われた手をじっと直視している。(はっきりいって怖い)

「わかって・・・わかってくれるまでっ、口聞かないからっ!」
リョーマはそう言い捨てそのままささーっと走り去ってしまった。




その日テニスコートの一角の空気が黒かったのは言うまでもない。




その後の部活中、リョーマはホントに不二を見向きもしない。

わざわざ不二から離れるようなことはしないが、視界に入れようとはしなかった。

「リョ・・・」
「あ、エージ先輩」
と、会話も即座に打ち切られてしまう。

お陰で菊丸や桃城はいつもガードされて近づけないリョーマから自分たちの側にいるので幸せな気分を味わったわけだが・・・後々のことを少し恐れつつも。

最初ドス黒いオーラを振りまいていた不二も、諦めたのか(そんなわけないだろう)、リョーマを無理に追うこともしなかった。




部活終了後―――

1年の中でも倉庫にボールを戻すので1人さらに遅くなっていたリョーマは早く帰ろうと部室に急いだ。
誰もいないハズの部室を開ける。

早く着替えようとシャツを脱ぎ捨て制服を取り出す。シャツを羽織ったところで―――スゴク強い力に引かれソファに押し倒された。

「・・・ぃ・・・たっ」

「ごめんね、ダイジョウブ?」

そこで自分の上にのりかかる人物を認める。
さっき帰ったはずの不二先輩。なんだかいつもより楽しそうで微笑みも倍増しているようである。

「ねー。リョーマくん。誰もいない学校ってシチュエーション燃えるよねえv」

「・・・何が」

「愛v」

制服を肩にひっかけただけの状態なので脱がすという行為もなく、不二は優しくリョーマの胸の突起に口付ける。

「・・・やっ・・・」

やめろと抵抗してやめる相手でもなし、むしろさらに燃える方だ。

「やだ?ねえ・・・やなの?ホントにやだ?」(微笑)


怒ってる・・・


傍目にはただ微笑んでるだけに見えるかもしれないが、不二はめちゃめちゃ怒っている。

リョーマは半分諦めて、拒否できるはずもない恋人を黙って受け入れた。そのかわり態度はそっけないままに。

「・・・悪いコだね」

リョーマの顎を掴み無理矢理こちらの方へ顔を向けさせる。

端正な顔を崩さぬままのその表情に不二は少し顔をしかめる。崩してやろうとその唇に深く口付けた。


もっと、もっとだよ―――


舌を絡めとって隅々まで弄ってから、少し息をつく。

するとぐいっと制服を掴まれ今度はリョーマの方からキスをしかける。


まだまだ、たんないよ―――


「上手くなったんじゃない?」

「そりゃあね」

そういってまたキスの繰り返し。


何度も何度も。ここまでって制限はないんだから、ねえ、もっとして―――


いまだったら誰もいないから。誰も見てないから。だから。

不二の下で、リョーマは突然くすくすと笑い出した。

「なに?」

「だって口聞かないって言ったのに」

それで最初は不二も怒っていたハズだった。


「リョーマくん、ホントにボクを無視出来ると思ってるの?」

「ううん―――」


思ってない。

だってオレはこんなにも先輩が好きだから。


そうしてもう一度優しい雰囲気に包まれた―――




written by koo hiduki .....






なぎささまへ捧げます。キリ踏みありがとでした。へ、へぼっ・・・なんかスゴイ久々に書いた
気がするデス・・・。オチないし!!!しかもちょっとえろっちゃっててすんません;
しかもちょっと黒王子を意識してみたりして・・・人間無茶はするもんじゃないです(をい)
あとねえ・・・ぼく押し倒すのが大好きなんです(危ッ!)
なんでまたやってしまった・・・今度無理矢理キスもやりたいな・・・(やめとけ)

リク、アリガトございました。



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