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sweet or hot? ..... thanks 5555 HIT for 如月閏様 青学中等部1年2組。 ご存知、テニス部のルーキー・越前リョーマのクラスだ。 今日の3・4限1−2は家庭科でお菓子を作ることになった。 リョーマの班はドーナッツ。 ドーナッツといえば、砂糖がまぶしてあってお菓子の中でも一際甘い一品。 ただ揚げるだけ―――と見せかけておいしいものを作ろうとすればやはり難しいものである。 「おっチビちゃ〜〜んv」 「エージ先輩・・・重いっス」 リョーマはいきなり抱きついてきた菊丸を必死に支えようと踏ん張るが体格の差が有り過ぎだ。 そのままその場に崩れていく。 「痛い、重い、早くどいてくだ・・・」 リョーマの台詞は途中で途切れた。 というのも背後から恐ろしいまでのオーラを感じたからである。(笑) 「エージ・・・?」 「にゃ・・・不二・・・;」 猫耳がぴくっとたって菊丸はリョーマの背中に隠れる。 リョーマはこの意外と嫉妬深い恐ろしく腹黒い恋人が怒るのを分かっているのに、自分に抱きついてくる菊丸に少し同情した。 とりあえずこの場は庇ってやる。 「周助・・・どうしたら機嫌直る?」 「・・・リョーマくんからキスしてくれて好きって言ってくれたらv」 何で普段やりもしないようなことをわざわざ頼むかな・・・ 溜息まじりにリョーマはとことこと不二の側まで行って、好き、と言って口に軽くキスした。 ―――つもりだったのだが、そこは魔王と呼ばれる不二がそんなもんで許すだろうか、いや許すわけがない。 そのまま舌で口をこじあげて貪っていく。 「んんっ・・・」 一番近くで見ていた菊丸もさることながら、こんなの見せつけられたやつらはたまらない。 しかもその後へなへなとその場に崩れていくリョーマの少し高潮した顔がまた色っぽい。 でも誰も不二に逆らえるものがいないのも現状である。 「・・・さっきはアリガトね、っていいたいけど、あんなの見せつけられちゃ逆にショックだにゃ・・・」 こっちだって好き好んでキスするとこをヒトに見せたわけではないのだ、まったくそれでも好きなもんは好きなんだからしょうがない。 「そういえばにゃ〜v今日おチビ、家庭科で何か作ったんでしょ?」 「はぁ・・・」 「何作ったの?」 「・・・ドーナッツ。ほとんど同じ班の女子がやったけど」 「まだある?食べたいにゃ〜v」 「親にも持ってこいって言われたんで・・・でも1コくらいだったらいいですよ」 「やったにゃ〜v・・・あ、でもまだ不二に怒られるかな」 「・・・どーだろ。でも不二先輩甘いもの嫌いですよね?だからいいですよ」 ・・・思えばここから迂闊だったかもしれない。 部室でリョーマはごそごそとバックからドーナッツの入った袋を取り出し菊丸に差し出した。 もともと甘いものが好きなのでおいしいvといって部活後の小腹を満たした。 そんな光景を見ていてやっぱり怒るのは例の恋人である。 無言のオーラを感じてリョーマはそちらを振り返った。 そこにあったのは。 不二の、怒っているとも笑っているとも判別のつかない、まさに天下無敵の解釈不能の完璧な微笑。 「周助・・・?」 「手塚、鍵ボクが閉めとくから帰っていいよ。悪いけど、みんなも出てってくれる?」 要約:邪魔だから早く帰れ、である。 恐ろしい。リョーマはさっさとその場を離れたくなった。 ぱたん。 みんなリョーマのことを気にしつつも無情にも帰ってしまった。 誰も助けてくれない・・・ 「・・・周助・・・?」 「リョーマくんは、あーやってボクのこと試してるわけ?」 「は?」 「ボクが怒るって分かっててやってるの?」 だとしたらホント悪いコだよね、とニッコリ微笑む。 「エージ先輩のこと?」 「エージのことはどーでもいいよ。大体君は隙がありすぎだよ」 「・・・何それ」 なんだか腑に落ちないことで怒られているような気がしてリョーマも段々腹が立ってくる。 「何、周助はオレがドーナッツあげなかったから、怒ってるの?」 「ボクにあげなかったこと、ってゆうよりもエージたちにあげたことを、だね」 「だって周助甘いもの嫌いじゃん!」 「へえ、だからってボク以外のひとにあげちゃうの?そういうのが彼らに期待を持たせてるってわかんないわけ?」 「期待?何ソレ、何いってんの?周助が嫌いなものをそれが好きってひとにあげて何が悪いのさ!」 売り言葉に買い言葉。 アタマに血が上ってきたと思ったら、リョーマの目にうっすら涙がにじんでくる。 それを見て不二は少し優しく言った。 「・・・ボクはリョーマくんの作ったものだったら何でもおいしいと思ってたべるよ?」 「そんなの、ちっとも嬉しくない!無理して食べてもらって嬉しいわけないでしょ!?」 「無理してるとかそんなんじゃないってば」 「でも・・・でもっ、周助は辛い方が好きなんじゃない。だったら無理してるんでしょ?だって・・・」 好きなひとには、自分の前でウソついて欲しくないよ――― 嗚咽とともにその場にしゃがみこんで泣き出したリョーマを不二はそっと抱きしめる。 「ゴメン、ゴメンね?」 「知らない・・・周助のバカ・・・!」 しゃっくりしながらゆっくり悪つく。 「・・・でも・・・もっと、バカなのは、こんな周助が好きなオレ・・・」 「・・・リョーマくん・・・」 「ねえ・・・キスして・・・?」 リョーマは不二の肩に埋めていた顔をあげてそう言った。 「・・・」 不二は口に軽くキスして頬を伝う涙を啜った。 それからもう一度口にキスする。 今度は、深く。 「リョーマくん・・・愛してるよ」 「うん・・・オレも。大好き」 これは本当だから。 この言葉は真実だから、この言葉を信じてる――― written by koo hiduki ..... 途中からなんか激甘・・・。でもスゴイスピードで書きました・・・。 |