It loves too much ..... thanks 12345 HIT for 如月閏様



桜が舞う季節に僕は君に出会った。
僕はもう3年生で、君は新入生。
2つの年の差よりも君への想いが勝っていた。
僕の異常とも言える深い感情を君はまっすぐ受けとめてくれた。
いつからか、僕は君を縛り付けるようになった。
それでも、君は優しく僕に微笑んでくれた。

―――けれど、それももう終わりにしよう。

僕という檻から君を解放してあげる。
このままでは僕は大好きな君をダメにしてしまうだろうから。
今までも、そしてこれからも、心から、愛してるよ―――








これで最後にしよう―――


突然言われた言葉だった。
リョーマは自分の耳をも疑った。
というよりその言葉を信じたくなかっただけなのかもしれないが。

すべてが終わった後、リョーマは愛しい恋人の腕の中で、そう囁かれた。
つい先程その口で「世界中で一番愛している」と言ってくれたのに。
これまでも、そしてこれからもずっと一緒にいるのだと。そう、信じていたのに。

信じていたのに―――このひとが運命のひとなのだと。

「な、んで・・・?」
「・・・愛しているから」
掠れるような苦し紛れの声でそう言われる。
「だから・・・っなんでだよ・・・っ愛してる、のに・・・」
恋人である不二先輩の顔が直視出来なかった。
理由が愛してるからって何・・・?

今日、あんなに大切に抱いてくれたのは。
すべて最後のつもりだったから・・・?

目から涙が溢れて、リョーマの顔を濡らす。
溢れる涙を拭いもせずにリョーマは不二に近づき口付けた。
納得などしてやるものかと、全身で告げて。
「愛してる・・・っ」
口で告げるだけでは物足りない程に。
そんな気持ちはアナタも一緒だと思っていたのに。
「僕も・・・愛してるよ」
「だったらなんでだよ・・・っ」
「このままじゃ僕は君をダメにしてしまうから・・・君にとって僕はもう不必要な人間なんだよ」

そうやって。
そうやってアナタはまた一人で何でも決めてしまうんだね。
・・・毎回一人で苦しんで。

「そんなの・・・周助が決めることじゃないのに」
リョーマは小さくそう言って、不二を先程愛し合ってまだ温もりの残るベットへと押し倒した。
不二の顔にリョーマの流す涙がぼたぼたと零れ落ちる。

「周助は勝手だよ・・・」
「うん、そうだね・・・」

告白も、初めてのキスも、セックスも、そして別れもすべて周助からだったことを思い出す。




『越前君、僕どうやら越前君のことが好きみたいなんだけど・・・』
『は?』
最初何を言ってるんだろうと思った。
2つ年上の先輩で、天才と言われるそのひと。
『だからね、越前君のこと独占してもいいかな』
言い方も結構強引で。
断る術を立ちきるような物言いだった。
そんな先輩に半ば強引に、付き合うようになって。
お互いがなくてはならない存在になってしまっていた。
いつまでも、いつまでも一緒にいたい。いつどこでも一緒にいたい。
そう、願うようになってしまったんだ―――

「もうダメなの・・・?」
「リョーマくん、ねえ、聞いて?」
「・・・・・・」
無言で、返事をする。
それを読み取ったのか不二は話し始めた。
「僕はリョーマくんのこと大好きだよ。今でも、そしてこれからも愛し続けると思う。けれど―――それではダメなんだ。僕の想いは深くなりすぎていて、リョーマくんをいつか潰してしまうと思う。僕たちの出会いは運命過ぎたんだよ・・・」
「・・・運命、じゃ・・いけないの・・・?」
「そうじゃないんだ・・・僕は君を愛し過ぎた。君を必要とし過ぎている・・・これから君が生きる上で僕は重荷にしかならない・・・このままじゃ僕は君を・・・」

ダメにしてしまうどころか、殺しかねない―――

言葉に出来ず、思わず言葉を飲んだ。
「愛してるよ、リョーマくん。言葉だけじゃ表せないくらい」
「俺も・・愛してるよ・・・っ」
「僕がいなくても君は生きていける筈だよ・・・君は、強いから」
「・・・ダメだよっ・・・」
「僕はいつだって君を愛してる。だから君は僕から離れなきゃいけない」

涙が溢れて止まらなくて段々視界がぼやけて来た。




リョーマくん、愛してるよ―――










「・・周助・・・・・っ」
叫ぶように名前を呼んでリョーマは体を起こした。
「夢・・・?」

PPPPPPi・・・・・
枕もとの携帯がけたたましく鳴った。
ディスプレイには『菊丸英二』―――
どくん・・・っと胸が高く鳴った。
「も、モシモシ・・・」
おそるおそる受話器を耳に当てる。
『おチビ・・・?不二が・・・』
「死んだの・・・?」
『ああ・・・交通事故で。さっき・・・』

ゴトン。
と携帯がリョーマの手から落ちた。
それ以上聞きたくなくて携帯の赤いボタンを押して無理矢理切る。

「なんだよ・・・それ」
では、先程のは本当に夢で。
本当に最後だったというのか・・・?

愛してる―――・・・その言葉だけが耳に残っていた。
「そんなのズルイよ・・・っ」

リョーマは近くにあったコートを手にとって学校へ急いだ。
屋上に駆け上る。フェンスの向こうに出て目を瞑った。
「約束・・・した覚えはないんだけどさ、夢にまで会いに来てくれたのに、ゴメンね」
フラ・・・とその体を宙に投げ出した。


俺、やっぱ周助がいないとダメなんだよ。
だからこうすること、許してね。

俺もこれからも、ずっと、ずっと周助だけを愛してるよ―――




written by koo hiduki .....






すっとばして12345HITリクを書いてしまった・・・(死)
っつーか2人とも殺しちゃったんだけど!?ドーシヨウ!!!
あ、あにょ〜すんません><;展開上・・・。王子には頑張って生きて貰おうかとも
思ったのですが、両方死ぬ話のが珍しいかな・・・と。

もう3万いってるですが(嬉)、12345HITアリガトデシタ。



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