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voice ..... Thanks 14444 HIT for ミハル様 piliiiiiiiiiiiiiii… 電話の音が鳴り響き枕もとにあった携帯がブルルっと一瞬震えた。 ―――メール? まだ覚醒し切らない頭で越前リョーマは携帯を探し出すため、周りに手を這わせた。 目的のものを見つけた時には既に携帯は何の反応も示していない。 『発信:不二先輩 おはよう。今からそっちへ行くね。 まだ、寝てるかな』 電話の向こうで相手が微笑んでいるだろうことを浮かべリョーマは自然笑顔になった。 今日は昨日別れる際に一緒にいる約束をしていた。 リョーマはそのまま返信を打つ。 『おはようございます。 今起きました。待ってるから』 なんとも、色気とか―――可愛げもないような文章だ。 "待っている"という言葉にリョーマなりに愛を込めたつもりだが。 …送信。 「お邪魔します」 不二先輩は礼儀正しく母さんとななこさんに挨拶をして、ご丁寧にお土産まで持参してくれたらしくそれを渡してい る。 母さんたちも快くして不二先輩をもてなすためにリョーマ飲み物とおかしを持たせた。 「どうぞ…」 少し緊張しながら自分の部屋へと案内する。 先輩がリョーマの家に来たのは初めてだった。 正確には、部屋には。 何回か帰りに送って貰ったりしたけれど、門の前で別れていた。 だが、折角の休日。 どこかに出掛けるという案もあったが、2人は家でゆっくりすることを選んだ。 普段学生で、学年も違う2人はなかなか一緒にはいられない。 運動部なことも2人の時間を極端に減らしていた。 それに、なんといっても男同士。 ここは日本だ。 アメリカならまだしも―――やはり世間の目は気になるというもの。 閉鎖的な部屋に2人。 2人は最初から並んで、側にくっついている。 「…暑い」 「もっと暑いことする?」 「………やだ」 やだ、って平仮名で言うことはないだろう…可愛さに不二は心の中で笑った。 ♪ちゃちゃらら〜ん まだ部屋に入って5分もしないうちに、40和音なんだかどの辺がすごいのかよくわからない音楽が部屋に聞こえ る。 ―――リョーマの方の携帯である。 ディスプレイに表示されていた名前は――― 「もしもし?桃先輩?」 ―――だった。 『なぁ、今からストリートテニス来ねえ?』 「今日はダメっス」 『今不動峰のやつらとかも来ててよ。面白いぜ』 「………でも今日はダメっスから」 「―――とにかく今日は―――…ッッ!」 しつこく誘ってくる相手に、(まぁ確かに他校も来ているみたいだし興味はあったが)半ばうんざりしたようにきっぱり断ろうと、意気込んだ時だった。 ざわ、と背中に快感にも似た感触が走る。 いつのまにか不二が後ろに回ってきていて、リョーマの首筋に顔を埋めていた。 この相手に触られて、気持ちが悪いわけがない。 そう、むしろ… 『越前?』 会話を途中で止めた相手を不信に思ったのか声がかかる。 それにもリョーマは必死に答えようとしていた。 「だいじょぶ…ッん」 そう、むしろ…心地よいもの。 不二の手は止まらない。 シャツの中を執拗にまさぐり、あげくズボンに手をかけた。 抵抗しようにも片手には受話器―――思うように行かない。 『おい、越前?』 電話の向こうで心配している相手の声がやけに遠い。 大丈夫、と言おうとしても口が上手く回らない。 リョーマは息を潜めるだけで精一杯だった。 『本当に大丈夫か?』 「………う、んッ…」 なんとか頷こうと必死に声を搾り出す。 最後が上擦って―――嬌声に近い声。 その声に桃城は下半身が疼くのを感じる。 何を?何をしている? 想像は果てしなく限界を知らない。 不二は必死に耐えているリョーマを見遣り、これ以上は無理だろうと今にも取り落としそうな携帯をやんわりと奪い耳元にやる。 聞き慣れた後輩の、リョーマを気遣う言葉が耳に入ってくる。 「あ、桃?…悪いんだけど、これからイイトコだから―――切るね」 『あっ、と、……不二先輩っスか?!』 「そう。今日、越前は僕が先約だから」 『そっスか。あ、越前、大丈夫なんスか?なんか―――』 「ああ、うん。平気だよ。…それとも、桃も感じちゃったの?まだ、聞きたい?」 「…―――なッッ」 自分がリョーマに「ナニ」をしようとしていたのかを隠そうともしない不二にリョーマが制止の声をあげる。 「そんな勿体無い事しないけどね。じゃあね」 ツーツー 桃城が何かを言う前にさっさと通話終了させ、ついでに電源も落としてしまう。 「もう、邪魔されたくないしね」 ね…とさっきまで電話に応対せねばならなかった唇を、待ってましたとばかりに塞ぐ。 「んんッ……」 何か言おうと口を開けば、その口付けは更に深くなっていく。 舌ごと絡め取りリョーマの力ごと巧みに奪っていく。 リョーマは縋りつくように不二の胸の辺りを掴む。 「な、何…」 「ん…?」 「電話、絶対気付かれた…ッ」 「……別に?」 「……やだ」 先程の同じ拒否の台詞。 先程はそれで止まっても今度はその動きを早めるばかり。 「何で…ッ」 「いいよ、判らなくても」 「?」 「これからたっぷりと判って貰わないとね…?」 極上の微笑みでもって、 不二はリョーマの体を侵していく。 「………ぁあッ…ん」 これまで不二に寄って付けられて来た痕をなぞるように、責め立てられる。 首筋、背中、腰… やんわりとした動きでリョーマの全てを奪っていく。 「僕だけを、考えられるようにしてあげるよ…」 全身を貫かれるような視線と、その想いにリョーマが殊更高い嬌声を上げた。 「ばか」 「……」 「ばかっじゃない?」 「……リョーマ君」 「しんじらんないっ、こんな真昼間から……しかも、電話中に…」 段々羞恥心が戻って来たのか、消え入りそうになりながらも抗議を続ける。 そんなリョーマに対して不二は何でもないというように普通に応えた。 「…途中で勿体無いからちゃんと切ったよ」 「………そーゆー問題じゃないしッ」 息巻いて喋っていたリョーマは息を整えながら不二を睨みつけた。 「ねえ…」 「…何」 「…それだけ愛してるってことなんだけど」 「なっ…(真っ赤)」 「あれ?リョーマ君は違うの?」 「…………わないけど」 「聞こえないよ?」(微笑) 「違わないケドッッッ!!」 今日の君を誰にも譲りたくないと思った。 五感の全てで感じて欲しいから。 真っ赤になって肯定する恋人を愛しそうな瞳で見つめ、2人は自然また1つになった。 written by koo hiduki ..... うちの不二様は優しいです。基本的に。(多分) も、ホントは電話切らずに無理矢理やっちゃうとか考えたんですが(待て) ソコまではやり過ぎかと思い、 「全身を貫かれるような視線と、その想いにリョーマが殊更高い嬌声を上げた。」 とコンナ中途半端な表現で終わり…。想いってつまりその瞬間に…(自主規制) ドウシヨウ…リク受けたの一年前だよ…。ホントゴメンナサイ。 ありがとうございました! |