「おにーちゃん、好きっ!!アタシをお嫁さんにして欲しいの!!」
「あと10年たったらまたおいでね(ニッコリ)」

不覚にも。アタシはまたその微笑にクラっと来てしまったのだった。




、小学5年生。

初めての、恋だった。





SECRET ☆ LOVE 1








しゅーちゃん、こと不二周助。
アタシ―――が初めて恋した相手だった。

しゅーちゃんはとても綺麗でカッコよくてその上テニスもすごく巧くて優しくて頭もよくて。
とにっかく最高にカッコいーのだ!
は初めてしゅーちゃんを見た時・・・、その場で恋に落ちた。
初めての出会いは―――そう、あれはが学校帰りに自分が入る予定の青春学園を覗きに行った時だった。
何やらすごく黄色い声のうるさい方角に足を進めていくとテニスコートがあったんだ。
中心を・・・つまりはテニスコートの中を覗くとなんだか厳格そうな怖い髪がなびいているひとと(手塚です)、へんな頭のひと(大石です)、猫みたいにキョロキョロとしてコート内を動きまわってるひと(菊丸です)―――いろいろいたけど、その中でも一際(には)目立って見えたのが、しゅーちゃん・・・不二先輩と呼ばれているそのひとだった。
ニッコリ微笑んでけれどテニスはとても優雅で素敵で。
天才の名を欲しいままにしているのは当たり前だっ!とは思った。

は練習が終わる最後までいた。
否、見惚れてしまって動けなかったのだ。
辺りが暗くなるまでいたので、の存在に気付いた、不二が心配そうにやってきた。


「君、小学生?」
あの時のドキドキったらなかった。
今のアタシならあんなへましないのに。

「うん、そう。おにーさん、名前なんていうの?」
「僕?僕は不二周助っていうんだ。君は?」
「私、。小学5年生だよ。中学生になったらここに入るの」
「じゃぁ見学に来たのかな?ちゃんは。僕今は中学1年だからちゃんが来る頃には3年生だね。また会えたらいいね」

ちゃん』
サラっと名前を呼ばれて少し赤くなる。(否小学生だろ!!/作者ツッコミ)

は意を決したように顔を上げた。
「おにーちゃん、好きっ!!アタシをお嫁さんにして欲しいの!!」

不二は少し圧倒されながらも笑顔を崩さずに続けた。
「あと10年たったらまたおいでね(ニッコリ)」
「10年なんて長すぎるっ!またココに来る時はすごく綺麗なるから―――そしたら、もっと真剣に考えてくれる!?」

不二は少し考えてまたニコっと笑った。

「いいよ。ちゃん。2年後だね」
「約束だよ、おにーちゃん!」







そういって2年間。
毎日牛乳飲んで背と胸をでかくして。(途中太ったりとか大変だったけどっ!)
少しでも近づく為親を口説き落として始めたテニス。
すさまじい練習をこなし、今ではその辺の大会では優勝出来る程になっていた。
でも。は優勝カップとかには差ほど興味もなかった。


興味があったのはしゅーちゃんだけ。

しゅーちゃんのために頑張っていい女になるからねっ!



そしてとても中学生とは思えない程の抜群のスタイルを手に入れた。
性格は行け行けゴーゴー。テニスの腕は軽く全国レベル。





「しゅーちゃん、今会いに行くからネーっ☆」













4月10日―――

青春学園中等部入学式


、ドキドキの中学デビューだった。



















わいわいがやがや・・・

青学正門前はすごいひと・ひと・ひと・・・で一杯だった。



「うわぁ・・・でかい。今日からアタシも中学生かぁ・・・」

はでかい校舎を上目に眺めて、誓いを立てた。


中学では大人しくっ!優雅にっ!カッコいい女を務めることっ!



そして―――

しゅーちゃんに告白だっ!!


しゅーちゃんはきっとアタシなんて覚えてない筈だ―――だったら、それを利用してそのように振舞わないと。
そんで気に入って貰うんだ。決意の入学式の瞬間だった。(すごい中学生だこと・・・/再びツッコミ)







「1年2組っと・・・」
はクラスを確認してその教室のドアを開いた。


ガラ。

ぐるっと見渡すとなんてことない、未だに小学生の抜けてないヤツラばっかり。

(まだまだだね・・・)

と、どっかの某生意気ルーキーの口癖を心の中で言いながらは黒板に書いてある指定席に座った。
出席番号順だったがはちょうど男子と女子の混合列の一番後ろだった。

(ラッキー☆後ろだ♪)

そう思ってガタっと席に着いた。
すると前のオンナのこが話しかけてきた。



「初めまして!私砂原蛍。ケイはほたるって書くんだよー。よろしくネ」
「あ、アタシは。よろしくー。蛍って呼んでもいい?」
「いいよー。じゃぁ私もって呼ぶネ。はどこ小?私第三小だったんだけど」
「アタシは一小―――じゃぁ結構ここから遠いんだね?アタシ自転車で10分くらいのとこなんだけど」
「うん、バス通なの。今度遊びに来てよ」
「うん、行く!」


前の席の砂原蛍はすごくいいこだ。
は早速仲良くなって他にもクラスのほとんどに馴染んだ。



楽しみ。

楽しみだ。ヨロシク、中学ッ!

は少し楽しみに思って微笑んだ。




written by koo hiduki .....



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某漫画ネタ・・・あの話し自体はあんまり好きじゃなかったんですけど。
というか・・・椎名先生の作品は今連載中のとかのが好きなので。
果たしてちゃんと更新するやら・・・ああ、心配だ。
衝動で書き始めちゃったよ・・・でもまだ不二サマ出てないから書かないとーっ!
ここで切ってよかったものか・・・;次は出会い編の予定☆



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