ランキング戦―――

テニプリファンなら誰でも知ってる、レギュラーを決めるため青学テニス部員2,3年生が争う大切な試合である。

今回は嵐到来の予感。
1年生にして期待のホープ越前リョーマが異例の参加を遂げたのである。

波瀾はどこのブロックに起きるのだろうか―――



ともあれ、今日はいつにない快晴で迎えた。





SECRET ☆ LOVE 6








歓声が、聞こえる。


の耳には朝から歓声が響いていた。


!」
ふぅ、と朝から忙しなく動き回っていたので少々疲れが入って来たのもとに蛍がやってきた。

「タイヘンそうだねえ」
「蛍〜〜〜。もう疲れちゃうよ。飲み物とタオルの準備がタイヘンで」
「そか。何か手伝おうか?」
「あ、うん、じゃ今から奥のコートにタオルと飲み物変えにいくから一緒にお願い出来る?」
「いいよー」






「―――ウォンバイ越前6−0!!」




奥のDコートから歓声が聞こえる。
それに気付いたは足を速めた。


「やっば、終わっちゃった。蛍、急ぐねっ」
「わ、ちょっと待って、!」




は躊躇うことなくコートの中に入り、リョーマとその相手だった先輩にタオルとポカリを渡した。

「お疲れ!」
「遅いよ。早く持って来てよね」
「ゴメンゴメン、あたしだってねー、全員の管理をしなきゃいけないんだからタイヘンなんですからねー!勝ったの?」
「当然」
「わー、あと2勝だね!ついに現レギュラーの海堂先輩と乾先輩!頑張って―――あ、あたしのためにもね」
「レギュラーだからとか関係ないね。・・・お前のために勝つんでもないから」
「はいはい・・・あ、先輩もお疲れでーす!」

とここで唯織は相手だった先輩の方にかけていった。

「こんにちは。越前君。勝ったんだってね、お疲れ様」
「・・・アンタ誰?」
「うーん・・・いちよう同じクラスなんだけどな。の親友の砂原蛍。覚えてない?」
リョーマのアタマの中で記憶が駆け巡った。
「あぁ・・・そういえばいたかも」
「あはは・・・話すのは初めてだから仕方ないか。、頑張ってます?」
「・・・まあね。煩いけど」
「あはは。不二先輩ーっ!って?」
「そう。聞かされるこっちはいい迷惑」
「あはは。越前君とって何時の間にこんなに仲良くなったの?」
「別に仲良くない・・・」
「そう?」

「じゃ、先輩、お疲れ様でーす!次は休憩入って大丈夫ですよ!・・・ちょっとー2人で何話してたの?私の悪口じゃないでしょーねえ?」
がこっちにやってきた。

「そんなんじゃないわよー」
「あ、次行かなきゃ。あ、リョーマ、次は休憩だから。スコアを本部に連絡したら休憩入って大丈夫よ」
「・・・わかった」
「蛍は?もう帰っちゃう?」
「うーん。もう暫くしたら帰らないと。ゴメンね、頑張って」
「おう!来てくれてありがとっ」

はDコートの使ったタオルを持って飲み物を置くと再びコートを出た。




ちゃーんっ、お疲れーっ」
「わっ」

後ろから抱き着かれて持っていたタオルが地面に落ちそうになる。

こんなことをするのは―――


「あっぶないじゃないですか!英二先輩!!」

猫な先輩(笑)、菊丸英二である。


「ゴメンにゃ〜。ちゃんタイヘンそうだにゃって思ってにゃ〜」

タイヘンそうなら抱き着いたりしちゃいけないと思いマスよ、英二君。

「そうですよ〜〜。タイヘンですよ〜〜。もー皆予想以上に頑張ってるんだもん。・・・スゴイですね。これが、青学テニス部―――」
「ま、ね。一応全国レベルだしねー」
「英二先輩はBブロックでしたね、どうですか?」
「んにゃ?楽勝、楽勝!」
「一応こんな猫先輩でもレギュラーですしねー」
「にゃっ。にゃんてこというにゃ!」

サン仮にも先輩に対してすごい物言いデス・・・。
ともあれ波瀾はやはりDブロック。

越前リョーマ、海堂薫、そして乾貞治のいるブロックである。



「・・・ちゃん、キミってホント面白いね」
「・・・へ?」
「にゃー。不二。どう、調子は?」
「ん、順調に勝ってるよ。英二もだろ?」
「当然だにゃ!」

再びほけーっと見てしまった
どうも不二先輩の前になると恋する乙女化するようである(笑)。

ちゃん?」
「・・・はっ。あ!不二先輩、お疲れ様です!先輩、すごい上手いですよねえ・・・無駄のないポイントの取り方というか・・・」
「そう?ありがとう(ニッコリ)」



私に微笑んでくれた。

うわぁ。

2年前なら考えられない。
私があのしゅーちゃんの側で笑っていられるなんて。

くぅ〜〜幸せっ☆


「他のみんなも順調に勝ってるみたいだね」
「あ。はい。そうですねー。現レギュラーの方は。午後になればレギュラー同士の対戦があるので波瀾は必須ですよー。楽しみです。先輩もー頑張ってくださいね?」
は精一杯微笑んだ。その笑顔に不二はふと何か思い出しかけたような気がしたが―――すぐにそのビジョンは消えた。
「そうだね。頑張るよ」
「はいっ!あたし目一杯応援しちゃいますから!」
「クス・・・そう?ありがとう」



ありがとうだって・・・!



サン、大暴走し過ぎです。
仕事はいいんですか。

ともあれ、不二と仲良くなれて、当初の目的も果たしたってモンです。



「不二先輩も、英二先輩も休憩でしたよね。午後からまた試合が入るんでお昼済ませて来ちゃってください」
「だってさ。不二、行こうか?」
「そうだね。じゃ、ちゃん、頑張って」
「・・・は、はいっ!」


なんて素敵な笑顔なの☆
もう死んだっていい〜〜〜。

はスキップしながら次の準備に入るため部室に戻った・・・。














部室―――。



がちゃ、と開けると部屋では一年生がお昼を食べていた。
「ありゃ、お邪魔ー。っと、お疲れ、リョーマ」
ちゃんも、お疲れ様」
「あ、ありがとーカチロー君・・・ってどうしたの、その怪我?」
「へへ・・・ちょっと頑張り過ぎちゃって」

※ あのスネイクをぶつけられたという顔の怪我のことでーす。

「大変・・・。ちょっと見せて?」

は救急箱を出して湿布をしてやった。

「コイツ選手でもないくせに、救急箱のお世話になるなんて最低だなー」
「堀尾君に言われたくないよ」
「あはは、何、海堂先輩のスネイク取ってたのかー。しっかしリョーマは見向きもしないとはね。生意気なやつー」
「でもリョーマ君だったら何だか勝ってくれそうな気がするんだ・・・僕リョーマ君を信じるよ」
「すごい人気じゃん、リョーマ。そうだね、でもリョーマだったら・・・もしかしちゃうかもしれないよね。皆で応援しよう!」
「ったく・・・越前がなんだっていうんだよぅ・・俺だって・・・」
「あー堀尾君は無理無理・・・」

部室に笑い声が漏れた。





は会話が切れたところで、一年組に別れを告げ、先に外に出てしまったリョーマを探した。

「あれ・・・?」

ふとボールの音がする。

追ってみると裏の方でリョーマが軽く壁打ちをしていた。

「リョーマっ」

リョーマはボールを止めての方へ向きかえった。

「なんだ・・・か」
「なんだとは何よぅ。応援の言葉をかけに来てあげたのに」
「別にいらないし」
「生意気なヤツ〜〜〜。あ、そうだ、練習付き合おうか?」
「・・・出来るの?」
「ん・・・まー多少は。ラケット貸してネ?」

は2本残っているリョーマのラケットの1本を持つと向かって立った。

「じゃ、軽く行くねー」

パン。

スペースがないからボレー・ボレー。

パンパンパン・・・。


気持ちのいいボールの音が続く。
は実に楽しそうにボールを打ち続けた。












「あ、そろそろ時間ね」
すっとボールを止める。

・・・」
「ん?何?」
「・・・何でもない」

正直、リョーマは驚いた。

“多少”はテニスが出来ると言った
(あれが、多少・・・?)
至近距離でのボレー・ボレーは難しい。
それをはコントロールを乱さずにやっていた。
(慣れてる・・・?)
ボール自体の早さもある程度の・・・そう、リョーマが練習するのに兆度いいくらいのスピードだった。全米ジュニア大会で4連勝の、リョーマの・・・。

「ま、いっか・・・」

そこで、まーいっかと言ってしまうか、王子よ・・・。
とはいえ、ここで王子が騒いだところで何がどうという訳でもないのだが・・・キャラじゃないしね。












午後も順当に進み、波瀾のランキング戦は終りを告げた。


部長、手塚国光を筆頭に―――

副部長、大石秀一郎。その黄金ペアと言われる片割れ、菊丸英二。
天才不二周助に、河村隆。

2年生は乾を破っての海堂薫、桃城武。

そして、1年、越前リョーマ。




8名の都大会レギュラーが決まった。




written by koo hiduki .....



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ふぅ・・・リョーマ君が無事レギュラーになりました!このシーンはあんまり詳しく書いても
本文(?)にあるのでツマラナイので終りを告げる前に海堂VS越前、乾VS越前の
試合の漫画も併用して読んでくださーい(死)

不二:「手抜いたなら抜いたってハッキリいいなよね」

へ・・・ばれた・・・!?って不二様ではないですか!!

不二:「何、来ちゃマズイの?お前があんまりふがいないからこうして
謝りに来てるんじゃないか」

うぅ・・・耳痛いですね。

不二:「こんなのドリームって言わないよ。駄文で十分だね」

ひぃ・・・。(そのまま逃げ)

不二:「ちっ・・・すぐ逃げるんだから・・・。・・・。本文じゃまだこう呼べもしないね・・・また来てね」



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