言葉 ..... for SENGOKU FESTA'01



「千石先輩vお誕生日オメデトウゴザイマスー」

「千石君、はい、これー手作りなの、食べてねー」




ニッコリと笑って。
「ありがとう〜、嬉しいよ」
彼女たちはそんな言葉にも感動して歓喜の声をあげる。






沢山の女のこたちからの祝いの言葉。
無愛想ながらもテニス部員からの祝いの言葉も貰った。
「誕生日おめでとう。校門で大分女生徒に囲まれてたな。・・・それでも遅刻は遅刻だ、腕立て100回」
・・・とこんな嫌なやつもいた(見てたなら助けてくれてもいいのに・・・南のバカ)
太一なんかはご丁寧に手作りとやらのケーキまでくれて(アイツは意外と料理上手だった)
お陰で亜久津には祝いの言葉ではなく睨みを頂いてしまった。(亜久津に言われても嬉しくない以上に怖いが)

ともあれ沢山の言葉やモノを頂いて、去年だったら嬉しくて一日にやけてた俺・・・であったのだけれども。
今年はなんだかイマイチ、、足りない。
そう、足りないんだ・・・大好きなあのこからまだ祝って貰ってないから。


「会いたいなぁ・・・」


午後はずっとこんな調子で。
ぴるる・・・っ
そんなことを考えていたら携帯が軽くなった。

「も、もしもしっ!?」
急いで携帯の青いボタンを押す。・・・だってディスプレイに出た文字は今考えていたあのこの着信を知らせていたから。
『もしもし・・・あ、今忙しい?』
「大丈夫だよっ、今暇になったっ」
何それ、ってクスっと電話の向こうで笑ったあのこの・・・恋人、越前リョーマの顔が浮かんだ。

『ねえ、今日アンタの誕生日でしょ。だからさ、部活終わった後でいいから会おうよ』
「リョーマ君からそんなこといってくれるなんて〜・・・嬉し過ぎて倒れそう〜〜」
『じゃぁもういいよ』
「ああああっ!待ってっっ・・・部活サボっちゃいたいなぁ〜」
『ダメだよ。お互いレギュラーなんだから。レギュラー落ちした清純なんて嫌いになるよ。この前桃先輩に負けたんだしさ・・・』
「傷心の恋人にご無体な・・・」
『じゃぁ、放課後またね』
「うん、分かった」

プツン・・・ツーツーツー・・・

切れた電話をしばらくそのまま見ていた。
リョーマ君から電話が来るなんて初めてかもしれない・・・!
ゾクゾクする程嬉しくて中々切れなかったんだ。

「たかだかこんなことでこんなに気分が良くなるなんて・・・俺って意外と単純だったんだなー・・・」
でもそれも大好きな彼のことだから・・・

早く放課後にならないかなぁー・・・
















かけちゃった・・・

もしかして自分からかけたのって初めてかもしんない。
今でも耳に届くあのひとの声が残っている。

なんか期待させちゃったかな・・・。

でも今日は特別の日だから。

初めて千石サンに会ってから急激に恋に落ちた。
1回目に会ったよりも2回目に会った方がもっと好きになっていた。
天邪鬼の俺はそれを上手く表現することが出来なったけど。
千石サンはそんなこともお見通しといったカンジで。
いつだって優しかった。

今日は千石サンの誕生日。
2人で初めて迎える誕生日で、いつも俺がいろいろしてもらっているから、今日は俺から沢山してあげようって前から決めてた。
手始めに電話。
それから・・・今日はダッシュで山吹中まで迎えに行こう。
他校に行くのとかあんまり好きではないけれど。
会って、そして今日はずっと一緒にいよう。

今まで俺にくれた言葉を今度は俺が貴方に言うよ。
そしたらどんな言葉が返ってくるんだろう?
どんな顔をされるんだろう?

色々考えたらすごくわくわくした。
早く。早く。
早く会いたい。






まず最初に、『お誕生日おめでとう』




それから、


『来年も、再来年も、ずっとこれから一緒に祝おうね』―――と。




written by koo hiduki .....






うわぁ、なんかすごい微笑ましい?



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