強さへの思いと・・・



オレより強いアンタなんて大ッキライだよ


誰よりも強い自信があったわけではないけれど


でも誰よりも強いと思いたかった




あの日、オレはアンタに負けた


けれど、もう負けないよ


敗北とゆう言葉はオレの辞書にはないから


だから―――




強く、なりたい


もっと、もっと―――




「・・・ムカツク」
「・・・・・・」

手塚は部誌を書いていたいた手を一旦止めて、目の前で悪つく少年を見た。

青学テニス部一年ルーキー、越前リョーマ。
さきほどからその口からは自分への非難しか出てこない。

手塚はテニスであれほどまでの強さを誇るリョーマに誰がこんな姿を想像するだろうか、と自分だけの特権に少々自惚れる。
そしてたとえ非難であろうがリョーマの胸のうちを自分が占めているだろうことを理解する。

「・・・ムカツクんだってば!」
「・・・・・・」
「ねえ、アンタオレがムカツクっていってんだよ?何か反応ないわけ?」
「・・すまん」
「何ソレ。謝ればイイと思ってるわけ?やっぱりムカツク!」

拗ねてそっぽ向く姿すらもかわいいのだが―――そんなことをいったらこの可愛くて幼い恋人は怒るだけだろう。

手塚は少し溜息をついた。
どうやら自分のきまぐれな恋人は構ってもらえずいじけているらしい。

「・・・越前」

自分の右横側に座っていたリョーマを椅子ごとこちらに向かせ、腕を軽く握り自分の方へ引寄せた。

倒れこんでくる小さな身体をしっかりと受けとめる。


「・・・ねえ」
「何だ」
「・・・好き?」


目線だけ上に向けてそう聞いてくる。

「・・・ああ」

そういって唇にキスをする。だがリョーマは口を割って入ろうとすると頑なに拒否した。

「ああ、じゃなくってちゃんと言ってよ。でなきゃキスもさせないからっ」

またか・・・、と溜息を漏らす。

だいぶほっとかれたのが不満のようで、見ると早くいってよ、といわんばかりの挑戦的な目を向けてくる。

手塚はリョーマを抱き上げ部室のソファに寝かせた。




「・・・愛してる」




ぞく、と背筋に何かが走る。

そのまま乱暴なキスが何回も降ってくる。


まだ、まだ。


全然足りない―――もっとだよ




「ん・・・」

「・・・リョーマ・・・」

自分とは違う低い声。

その声の主が自分だけを欲している。

何回目のキスだろうか―――やっと解放されてもリョーマはそのままソファで横になっていた。

「部長・・・?」

手塚が目線だけこちらにやるのを確認して続ける。
「終わった?」
「ああ。帰るか」
「うん・・・」

リョーマはソファから立ちあがって後ろから手塚に抱きついた。

「ねえ・・・今日部長の家にいっちゃダメ?」
「・・・いいのか?」
「イイヨ・・・部長にならオレの全部、あげても」




アンタはオレより強いから


いまは、ね?


でも―――・・・




オレより弱くなったアンタになんか興味ないよ


オレはアンタにすぐ追いつくから―――






もう、誰にも負けたくない




written by koo hiduki .....






初塚リョだと思われるモノデス。・・・塚リョとゆうより王子の心境ってカンジデス><
だって書きたかったんだもん!!しかも初めとラストが先に決まってしまったとゆう
前代未聞!?てカンジの作品になりました。謝ります。ゴメンナサイ。



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