happy birthday dear my lover ..... Happy Birthday to 手塚先輩



青学テニス部部長、手塚国光。
青学一のテニスの実力を誇る男、青学での人気はかなりのものだった。
女生徒の半数以上が手塚、もしくは不二のファンとも言える。
最近はニューフェイスの生意気ルーキー(酷い)越前リョーマも人気急上昇中ではあるが・・・

ともかく、今日はそんな男の誕生日。今日の青学テニス部は朝からファンで賑わっていた。

きゃーきゃーわーわー。
すごい喧騒の中での朝練となったわけである。


「ホント、すごい数だね、手塚?」
不二は嫌味よろしく、そう述べてくる。
自分のせいというのが分かっているのか、今日の手塚は練習に皆が身が入らなくても文句が言えない。
部長の威厳形無しである。

「実に263人だな」
冷静に何を数えているのか、データ男・乾貞治。
「今年は高校生もいるな。去年から手塚はレギュラー入りをしているからなぁ」
よくよく見ると確かに青学の中学生・高校生、それだけではない近隣の学校生徒までもがフェンスの向こうのテニスコートを囲んでいる。


「部長って・・・ホンット人気者っスねっ、でれでれしちゃってみっともないっ」
こんな理不尽なことを行っているのはその手塚部長の愛してやまない恋人・越前リョーマ。
手塚にしてみればでれでれなんかしていないのだが聞く耳持たず。
けど、部長が好きだからこそこんなことを言ってくるわけで―――それがまた愛しい。
2人が恋人同士なのは青学テニス部(レギュラー陣限定?)には公認の事実なのだが、それはまだまだ内輪だけのこと。
彼の人気は留まるところを知らない。

「どうすれば気が済むんだ?」
「さあね?自分で考えたらどうっスか?」
「・・・公表すればいいんじゃないか?」
俺たちのカンケーを。

ボボボ。リョーマの顔がほんのり赤くなる。
「出来るわけないじゃん!もっとマシなの考えてよね!」


と、リョーマはそのまま走り去って行ってしまった。




「ああ、もうっ、なんなの、ホントむかつく・・・」
いつまでもうるさい女生徒たちを見やり思いっきり睨む。

見ないで。俺だけのものなのに・・・

「俺も女だったらな・・・」
そうしたらいますぐにも公表して俺のものだと主張してやるのに。

「・・・・ホントむかつく」

「いい方法あるよ」
見知った声―――いつも何か企んでそうな先輩、不二が立っていた。
「不二先輩・・・何か用っスか」
不二はにっこりと微笑んだままリョーマの方へやってきた。
「だから、越前くんは手塚がファンに騒がれるのが嫌なんでしょう?いい方法があるよ」
「何っスか!?」
嬉々としてリョーマが尋ねると不二はそっとリョーマの耳元に口を持っていき小さく言った。
それを聞いてリョーマは。

「はいっ!?」






放課後になっても騒ぎは収まらない。
なんとしてでも今日中に手塚にプレゼントを渡さんとする女生徒は絶えない。
下駄箱も机の中もぎゅうぎゅうで手塚は今日一日だけですごく疲れ切っていた。
その上恋人はひどく機嫌が悪いとくるのだから尚更である。

「おいっ、オマエ何勝手に入ってるんだよ!部外者は立ち入り禁止だぞ!!」
突然聞こえた荒井のドスの効いた声。
急いで止めようと手塚が振り向くと、見知らぬ美少女がコート内に入って来ていた。
部外者とはいえ着ているのは確かに青学中等部の女用制服。
そしてなんということか、まっすぐ自分の方へ向かってくるではないか!

「おい、部外者は・・・・・・」
そう言いかけた手塚に美少女は思いきり抱きついた。
そしてフェンスの向こうに群がるファンを見て「コレ、あたしのだから」と言って一掃した。

しかもその上言った後腕を首に回し、手塚の唇にキスをした。


ちゅー。


―――思考停止。
ここで不二とかならば間違いなくキスがディープとかに変わってるのだろうが、そこは堅物部長、固まって動けない。
「あたしのものに手出さないで。愛してる、国光v」
ニッコリと。微笑んだその姿はとても綺麗だ。
それを聞いて何人かの生徒がわぁっと泣き出した。罪な男、手塚国光(笑)

手塚は我に返りその少女を見やった。


身長はさほど高くない。そしてその瞳は―――見紛う筈のない、強気で生意気そうだが自信たっぷりのその、瞳。

「・・・・・・リョー・・・・マ・・・・・?」
「気付くの遅い」




テニス部に嵐と衝撃が走った―――








「いい案だったでしょ、越前くん?」
「気分は最悪っスけどね。でもまぁ、とりあえずありがとうございマス」
「どういたしまして。手塚に飽きたらいつでも僕のところにおいでね。それまで貸しにしとくよ」
ニコと不気味な笑いを残して不二は行ってしまった。

「今日は・・・済まなかったな、あんな、カッコまでさせて」
「ん、いいよ。それで俺がアンタだけのものになれるんだったら・・・」
「俺はいつでもオマエのものだ」

その言葉にリョーマは少し赤くなって。
そんなリョーマの顎を掴み手塚は優しくキスをした。




HAPPY BIRTHDAY DEAR MY LOVER・・・・・・KUNIMITSU,




written by koo hiduki .....






久々に満足のいくss書けました〜v駄作ではありますけれども(死)
ともかく部長、お誕生日おっめでとーゴザイマスデスv
リョーマくんにしっかり祝って貰ってくださいネ〜(笑)



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