<50の質問読破お疲れ様DREAM>



はクラスの委員長を務めている為その日は帰りがすっかり遅くなった。
しかも最悪なことに教室に忘れ物をした為にみんなと帰ることも出来ず今急いで廊下を駆けていた。




ガラ。

と教室を開ける。


真っ暗な教室。


は少しだけ淋しさと恐怖を覚えて急いで帰ろうと自分の席に近寄って忘れ物のノートを鞄の中に閉まった。

振りかえって帰ろうと思ったら―――






ふと、誰かに後ろから抱き締められた。









「忘れ物?」




はドキマギしながらも鞄を取り落としそうになりながら応えた。

「う、うん・・・」
「委員会、今終わったの?」
「うん・・・」
「"うん"ばっかりじゃん・・・」
「な、なんでいるの・・・?」
「いちゃいけない?・・・、待ってたのに」



えっと顔を上げると、ちゅ、とおでこにキスされた。


「・・・バーカ」

照れた時に見せるはにかんだような笑顔で彼は応じた。


「・・・バカはどっちかなぁ。あたしが来なかったらどうするつもりだったのよ」
「さぁ・・・」
「・・・やっぱりバカじゃない」



は先程感じた淋しさを紛らわすように相手に抱きついた。
相手も強くそれを抱き締め返す。







「帰ろっか」

「うん」

は離れて歩き出そうと鞄を持ち直した。







ふいに腕を再び掴まれる。




何?と言ったカンジに振りかえるとそこには最高にカッコいい笑顔があって。










「お疲れ」









―――そう、言ってくれた。







嬉しかった。



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