オフ・タイム



今日は青学メンバー、オフ。

各々のんびりと休日を過ごすハズだった。


―――が。




「おかえり、越前君v」

親父の車で竜崎ともう1人の友達の女を家まで送ってやっと自分の家に着くと玄関先には見慣れた先輩の姿。

「・・・不二先輩」

ああ、もう疲れてるのに。
どこの中学だかしんないけどウェアに『銀華』とか書いてあったとこの何十人も相手して、それでなくてもうるさい女2人の指導なんかしちゃったんだから。
その上この先輩の相手ともなると・・・・・・・考えるだけで恐ろしい。

先輩は俺がテニスバックを車から出して持って自室へ行こうとすると黙ってそのまま付いて来た。
部屋に入ると先輩はベットを背もたれにして座り込んだ。
俺がバックを部屋の隅に置いて先輩を見ると、先輩は軽く右手でこいこいとした。
俺は素直に先輩の方へ歩み寄った。先輩に片腕を取られすっぽりと膝の上に座らせられる。

「今日は」
先輩がふいに口を開いた。
「何してたの・・・?」

何って。
なんだかリョーマはとてつもなく嫌な予感がした。
「・・・別に」
「ふーん」
・・・なんだかヤバイような気がする。

「叔父さんの車に乗って竜崎さんとその友達と一緒だったのが『別に』?」

・・・知ってるんじゃん(溜息)

「知っててなんで聞くんスか」
「・・・別に?」(ニッコリ)

「僕はこーんなにリョーマくんと過ごしたいと思ってるのにそれを裏切られたからってちっとも怒ってないよv」

・・・つうか怒ってるじゃん(溜息)

「・・・で、どうしたら許してくれるわけ?」
「・・・怒ってないよ」
「・・・ウソツキ」


ニッコリ微笑む不二にリョーマは再び溜息をつく。
「たまにはちょっといじけて見せたりしてくれたらかわいいのに」
そう言いながらちゅ、と口にキスしてやった。

「・・・ちょっと物足りない」
「まだ?・・・欲張りだね。俺、高いっスよ」
どさっとリョーマをベットに押し倒す。

「だって1日ほっとかれたんだから。これっくらいいいでしょ?」
「・・・仕方ないな」

窓から夕暮れの日差しが眩しかった。



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