Little Lover



「ねえ、リョーマくん。髪、触ってもイイ?」

ニコ。
微笑みながら不二先輩が突然そう言った。
何を今更・・・?いつも触ってるじゃん、勝手に。
何を確認取ってるんだろう―――訝しげに思いながら軽くこくんと頷いた。

「いいの?」
「はぁ・・・」
オレの気のない返事に少し迷ったみたいだったが腕をぐいと引きオレをすっぽり体に収めた。

あったかい。・・・不二先輩。
オレはこの腕の中にいるとひどく安心する。
触れ合う体から伝わる先輩のアタタカイ温もりと、頭の辺りに感じる優しい先輩の感触。

「キレイだねえ」

先輩はいまそのキレイな指でオレの髪を優しくすいている。




キレイなのは、不二先輩。

いつでも優しくオレを抱きとめてくれる。




リョーマはじっと不二の目を見た。
自分の行動を少し不思議そうに見ている腕の中のリョーマを不二は愛しいといわんばかりの目線で見返す。

この小さな恋人を手にしているのは自分だとゆう予感。

時々ひどくいじめたくなる―――けれど愛しくてたまらない存在を。


オレは少し手を伸ばして黙ったままの先輩の顔に触れた。




白くて、キレイな肌と、

―――少し日に焼けてるかな?




頬を軽くなでるように触ると上から先輩が手を重ねた。

「リョーマくん・・・」

髪に軽くキスを落とす。
それから口を耳元にやって囁いた。




―――□×△※。




オレは嬉しくなって腕を首に回して抱きついた。
そして、オレも、って少し照れながら言った。

それでも恥かしくて顔を思い切り先輩の胸に押し付ける。

「オレも、じゃなくてちゃんといって・・・?」

小さな欲求。願い。
でもそれを叶えることができるのはリョーマくんだけだから―――

オレは少し困った風に先輩を見たけれどニコって笑うだけで。

「―――・・・・・・I love you,・・・forever.」

スキダヨ。

スキ。もうどうしようもないくらいオレも先輩が好き。
でも恥かしかったから英語で許してね?
先輩、ずっとずっと側にいてね?
この手を離さないでいて?
そんで、もっともっとそのコトバを言ってよ。

先輩がまたオレの髪に触れる。
手で触れて、キスをして。
おでこにもキスされて―――首筋の辺りに唇を押しつけられる。

―――くすぐったい★

「・・・やっ・・・」

オレが少し身をよじると少しおもしろそうにさらにキスの雨が降ってくる。

「・・・くすぐったいよ。不二先輩・・・」
「しゅーすけ、だよ」
「〜〜〜〜〜〜〜ッ、しゅーすけッ」

目が合った。

それからゆっくり周助が近づいてきて―――唇と相手のそれと、重なった。
1回目は軽く。離して先・・・周助を見ると少し頬が赤かった。

キスの味は―――秘密。オレと、周助だけのね。



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